やさしいC++

高橋麻奈(著者)

• 販売会社／発売会社: ソフトバンクパブリッシング/
• 発売年月日: 2000/03/30
• JAN: 9784797311846

商品レビュー

2020/09/03

この本を高校１年生のときに読んで、初めてちゃんとした形でプログラミングが実践できた。いろいろな基礎的な概念も理解でき、その後、ものすごく役に立った。

2012/07/26

　C++のプログラミングの入門書。
様々なC++の入門書があり、いずれもある程度はC言語を
扱える人を対象としたものなのだが、
本書は全くC言語にも触れたことがない人でも理解できる内容である。
逆を言ってしまうとC言語をある程度理解できている人ならば、
理解できている部分と重複する部分が多いので、
クラス等について深く触れている参考書の方が有用かもしれない。

　入門書ということで、各機能をどう実際の開発に活かしていくかは
あまり深く踏み込まれていないので、何かしらソフトウェアを開発する際は、
他の講座や本を参照する必要があるだろう。
その点で星を一つ引かさせていただいている。

　また、C++から新たに加わった機能・概念に関しては、
いかに簡潔に述べようとしても非常に難解になってしまうので、
全くプログラミングをしたことがない人は数回読まないと理解しづらいだろう。
逆に言えば何回も重ねて読んでいけばある程度の理解はできるはず。

　初版の参考コードだと環境によっては正常に動作しない場合があるらしいが、
説明そのものに不備があるわけではないので、値段の面から
いっそ割り切って初版を買うのも悪い選択肢ではないと思う。

　C言語に触れたことはないが、C++を勉強してみたい・・・
という人におすすめの一冊。ただし、先に述べたように
これ一冊で頭に描いているソフトウェアが作れる本ではないので
あくまでも文法を学ぶため、といった本と割り切るべきだろう。
また、他人のコードを参考にしつつ勉強を進めていきたい、
という現場主義的な人にも辞典的な意味合いとしておすすめしたい。

2008/03/05

現在第3版まで出ているが、我が家にあるのは2000年10月発行の初版3刷…。
購入したのは2001年、高1の夏だったと思う。Windowsプログラミングをしている知人に出会い衝撃を受け、入門としてC++に挑戦した。当時の私にはポインタの壁もかなり高く、また黒字に白のいわゆる｢DOS窓｣から抜け出せないことにイライラして途中で放棄してしまった。
今になって見返してみると解説も丁寧で分かりやすい。標準的な環境としてVisual C++を紹介している点はいささか納得がいかないが。