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二十世紀日本の戦争 文春新書
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二十世紀日本の戦争 文春新書

阿川弘之(著者), 猪瀬直樹(著者), 中西輝政(著者), 秦郁彦(著者), 福田和也(著者)

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二十世紀日本の戦争 文春新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 2000/07/20
JAN 9784166601127

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商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

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2023/09/27

日本がこれまで経験してきた様々な近代の戦争経験を通じて、これからの日本がどうあるべきかについて討論していく。メンバーは私が個人的に読んできた書籍の筆者が多く、内容的には超豪華な顔触れとしか言いようがない。司会は猪瀬直樹氏、討論メンバーは戦争経験者の阿川弘之氏に始まり、秦郁彦氏、福...

日本がこれまで経験してきた様々な近代の戦争経験を通じて、これからの日本がどうあるべきかについて討論していく。メンバーは私が個人的に読んできた書籍の筆者が多く、内容的には超豪華な顔触れとしか言いようがない。司会は猪瀬直樹氏、討論メンバーは戦争経験者の阿川弘之氏に始まり、秦郁彦氏、福田和也氏、中西輝政氏とそれぞれ歴史に輝く煌びやかな著作を世に出してきたメンバーである。 討論対象となる戦争はタイトル20世紀の日本の戦争とありように、日露戦争から、満州事変、日中戦争、太平洋戦争、最後に湾岸戦争までと100年をカバーする。このメンバーに題材に詰まらないわけがないのであるが、読み始めから意外と忖度なしに繰り広げられる意見のぶつかり合いはかなり見応えがある。 内容も僅か二百数十ページとコンパクトに纏められているおかげで、各戦争に至る原因や時代の共通点を見つけることができる。こういった書籍に多い、筆者固有の自論では?という疑問にも直ぐに参加メンバーが応えてくれるので、偏った考えに陥る危険性も少ない。安心して読める一冊でもある。 一つ残念なのはコンパクトにまとめる必要性から、あまりに深い議論に入る前に、猪瀬氏が淡々と次の議題に振っていく点だ。ページ数の限りで盛り沢山の議題にテーマがあるので仕方ないのだが、そうした意味での深みには欠ける。とは言え、各者相応の研究をしてきただけあり、時には読み手が知らなかった様な話も出てきて新鮮な部分もありそうだ。 こうして20世紀の戦争を一気に振り返り感じることは、やはり思い込みや力への同調、忖度やその場の空気、誤認識など全てが現代の日本や会社の会議にもある様な「無知」や「弱さ」に帰結することが多い。時には井上成美などの持論を曲げない堅物は居ただろうが、全体的にはそうした人材はごく僅かで、声の大きい人、権力ある人に引き摺られていく様が読み取れる。そう考えると天皇陛下の力がもう少し前面に出ても良かったのではないかと感じてしまう。立憲君主を維持することも大切ではあるが、肝心な場ではその力を活かして欲しかった様に思えてしまう。 とは言え議論の中に頻繁に出てくる、歴史のifではないが、今の日本はあの時負けてきた事実の上の繁栄であり、もし太平洋戦争で枢軸国側が、日本が勝利していたらどうなっていたかわからない。もっと悲惨で殲滅的な結果に陥っていたかも知れない。だから今を生きる人々が感じる平和も幸福も、そうした歴史の流れに翻弄され散っていった先人の上にある事に気づかなければならない。 本書はそうした歴史に触れる入り口としても、繰り返し読んで思い出すためにも利用できる。21世紀の平和も過去の過ちを知ることから維持できるのではないだろうか。

Posted by ブクログ

2017/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日露戦争以降の日本関与の戦争について、著者らがその要因や帰結などを対談形式で論じていく。  この中で中西と福田の分析はその他と比べて説得力が落ちる。その理由だが、どうにも失敗に甘い癖があって、悪い意味での楽観的解釈が顔を出しているからだ。

Posted by ブクログ

2012/12/22

20世紀は戦争の世紀。戦争とは軍事、外交、経済、科学技術、社会、文化のあらゆる要素が投入されるもっとも濃密で烈しい国家体験。 日本の場合は何よりも、国家を指導する立場にあるエリートの質の低さこそ、欧米と比べ決定的に違っていた。

Posted by ブクログ

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