サイモン36の法則 女と男の不思議がわかる

柴門ふみ(著者)

• 販売会社／発売会社: PHP研究所/
• 発売年月日: 2000/06/29
• JAN: 9784569611594

商品レビュー

2018/04/06

女性心理を理解するため
女性コミックをいろいろ読み漁った。
参考になるな、と思ったのは
鳥飼茜の『地獄のガールフレンド』や
マキヒロチの『いつかティファニーで朝食を』や
東村アキコの『東京タラレバ娘』など。
でも、最近壇蜜と林真理子の対談本を読んだら
女性のエッセーにいろんなエッセンスが
ありそうだな予感がして、
林真理子、群ようこ、三浦しをんなども読んでみた。
酒井順子は昔から読んでたけど。
さすがもの書きだけあって
漫画とは違い、微に入り細に入り、
深かったり、オチに唸ったり。
ただちょっと気になるのは
若者向きではないことと
ちょっと個性的過ぎるきらいが…

漫画と併読がおすすめ…というか
人の数だけドラマはあるので
あくまで参考という意識を
忘れないことが大事だとは思う
それと時代によっても
変わってきているからね

ただ漫画もエッセーもさすが刮目に値する
ものがある。
目からウロコとか、未知なるものとか。
それは楽しい。
以下はそう感じた珠玉たる指摘
--------------
P10
口のうまい男と
色気を振りまく女が異性にモテる。
なぜなら、
女は男に言葉で酔わせてもらいたいと願い、
男は触られてくれそうな女が好きだからだ

P11
男が嫌だな、と思うことを
必ずしも女も嫌だとは思わないのだ

P13
要するに異性にモテる男女とは
普通の男女が
「そんな真似、とてもできない」
と思うことを、
堂々とやってのける人たちのことなのだ。
「そこまでして、モテたくはない」
と大抵の人は思う。
だから大抵の人はモテないのだ

P34
少女漫画は、少年漫画と違って
単行本何十巻もの大長篇がほとんどない。
恋する二人が結ばれてしまったら
それで話はオシマイ、なのである

↑めでたしめでたし、だからではない↓

P34
なぜなら、結ばれた後、
女は男にもっともっと深く愛してくれと要求し、
男はそんなことは無理だと拒絶し、
もっと別の女はいないかと探し始める。
ー破局である

P48
美というものは
一瞬のバランスの内に
存在する

P93
家から逃れられない人間には
恋愛は無理なのだ