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20世紀言語学入門 現代思想の原点 講談社現代新書1248

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1995/04/20 |
JAN | 9784061492486 |
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20世紀言語学入門
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20世紀言語学入門
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商品レビュー
3.6
13件のお客様レビュー
言語学入門というより、20世紀の言語学史。 ラングとパロール、音素と形態素、構造、言語行為説など、言語学の重要概念の解説は、割と少な目かも。 どちらかというと、学史を整理した本だと考えた方がいいかもしれない。 だとしても、読んでよかったと思う。 その考え方がどういう背景を持っ...
言語学入門というより、20世紀の言語学史。 ラングとパロール、音素と形態素、構造、言語行為説など、言語学の重要概念の解説は、割と少な目かも。 どちらかというと、学史を整理した本だと考えた方がいいかもしれない。 だとしても、読んでよかったと思う。 その考え方がどういう背景を持っているか知ることができるから。 例えば、ソシュールがどのような学問的伝統の中で、それにどう抗ってあのようなことを考えたのか知ることができる。 プラーグ学派、コペンハーゲン学派なんて、名前しか知らんかったけど、ここで音韻、音素の方面で形式化を進めた、主観を排して分析する方法を試行したということも朧気ながら理解できた。 それから、現代の言語学にとって、意味を扱う方法の確立にかくまで苦労していたということもわかる。 科学主義の時代、それを切り捨てることで学問にするという動きがある一方で、やはり意味を扱わないのは言語の重要な側面を切り捨てることにもなる。 この問題、やればやるほどドツボにはまるようでもある。 が、一方では人工知能のかかわりで、どうしても意味の問題を外すわけにはいかない昨今。 本書が書かれた90年代半ば。 そのころから、状況は変わったはずだ。 今なら、どんなページが付け加わるのだろう。 良い本なので、一つだけ、要望したい。 指示語に準じるフレーズ(「後者」「もう一面」など)がどこを指しているかわかりにくいところがある。 自分の読み方が甘いせいだったら申し訳ないけれど、何度読み直しても確定できないところが数か所あった。 あと、文献リストも欲しい。 「強制的観察」って、ヤコブソンのどの本に出てくるの? あ…要望は二つだった。
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再読。ソシュール言語学から構造主義、記号論への展開について、論理的なストーリーによりまとめられている。西洋思想を理解する上でもオススメの一冊
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1995年刊行。 ソシュールに始まる言語学につき、欧州構造言語学・アメリカ構造言語学、構造主義(レヴィ・ストロース→構造主義カルテットのフーコー、アルチュセール、ラカン、バルト)、記号論、生成文法(チョムスキー)から意味論、語用論に拡大していった。このプロセスを簡明に説明し、一気読みが可能。 この一冊で判ったなどと私のような素人が言えるはずもないが、少なくとも端緒の書としては非常に意義深いものと思う。 ところで、アメリカ構造言語学が欧州のそれとは独自の展開を見せたのは、北米原住民の言語理解の必要性があったため、とのこと。
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