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夢÷幻視=神秘 幻想・怪奇名作選
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商品詳細
内容紹介 | 内容:宇宙人 倉橋由美子著. 図書館奇譚 村上春樹著. 忘れ草 連城三紀彦著. 不思議な少年 津島佑子著. 深山幻想譚 夢枕獏著. 月暈 島尾敏雄著. 夢 渋沢竜彦著. 魔術 芥川竜之介著. 夢 三津木春影著. 闇の絵巻 梶井基次郎著. ムハメットと煙草 富ノ沢麟太郎著. 松山一家 郡虎彦著. オ-レリア ネルヴァル著 稲生永訳. 参考文献:p309~312 |
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販売会社/発売会社 | ペンギンカンパニー/星雲社 |
発売年月日 | 1994/10/03 |
JAN | 9784795246157 |
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夢÷幻視=神秘
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
編者「ポチ」ってマジかい。 澁澤龍彦の「夢」が読みたいがために手に取りましたが、なんかいつもの幻想について冷静に語るエッセイぽかったな。
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1994年に刊行された幻想文学アンソロジー。 タイトルは「ゆめわるげんしのじゅうさんじょういこーるしんぴ」 と読むそうで「13乗」は収録作品数に由来。 倉橋由美子の未読作が収録されていたので古書店で購入。 海外の名画や制作スタッフによるコラージュが挿絵として掲載されていて、 各作...
1994年に刊行された幻想文学アンソロジー。 タイトルは「ゆめわるげんしのじゅうさんじょういこーるしんぴ」 と読むそうで「13乗」は収録作品数に由来。 倉橋由美子の未読作が収録されていたので古書店で購入。 海外の名画や制作スタッフによるコラージュが挿絵として掲載されていて、 各作品の雰囲気を巧みに盛り上げている。 夢、幻想、怪奇という共通項で括られた読み応えのある作品群。 倉橋由美子「宇宙人」 村上春樹「図書館奇譚」 連城三紀彦「忘れ草」 津島佑子「不思議な少年」 夢枕獏「深山幻想譚」 島尾敏雄「月暈」 澁澤龍彦「夢」 ★芥川龍之介「魔術」 三津木春影「夢」 ★梶井基次郎「闇の絵巻」 富ノ澤麟太郎「ムハメットと煙草」 郡虎彦「松山一家」 ネルヴァル「オーレリア」【第一部】 ★は別の書籍で読んでの再読。 以下、特に面白かった作品について。 ■倉橋由美子「宇宙人」 ある朝、部屋に出現した卵を温めてやると、 生まれてきたのは無毛の宇宙人だった。 大学生の「ぼく」と姉の「L」は 宇宙人をペットもしくは愛人として扱ったが――。 最初、幼い姉弟かと思って読み進めたら大学生で、 姉Lは婚約中だったのでお茶噴いた(笑)。 物言わぬ宇宙人は姉弟が現実を離脱する虚空の脱出口となる。 引用部分[※“フレーズ”登録センテンス]を読んで、 ドゥワミッシュ族の格言 「死は存在しない。生きる世界が変わるだけだ」を連想した。 ■島尾敏雄「月暈」 天変地異、あるいは戦争で攻撃を受けた(?)ことによって 転倒し、混乱する語り手の男S。 Sは恋慕する人妻Z夫人や、 自らの妻子という桎梏に想いを馳せつつ、 現状を打開しようとするが……。 Sの意識の流れが 段落を構成しない一繋がりの長い文章で描写されている。 ■澁澤龍彦「夢」 『玩物草紙』収録の明恵上人(鎌倉時代前期の華厳宗の僧)に 纏わるエッセイ。 夥しい夢の記録『夢の記』中、 澁澤が最も面白く思ったという、 ピグマリオン・コンプレックスを表象する 「承久二年五月二十日の夢」について。 ■芥川龍之介「魔術」 インドからやって来た大魔術師ハッサン・カンの弟子、 バラモンの秘法を学んだ青年 マテイラム・ミスラと知り合った語り手は、 彼の家を訪ね、魔術を教えてくれるよう請う。 一ヶ月後、語り手は友人たちに秘儀を披露したが……。 谷崎潤一郎「ハッサン・カンの妖術」(1917年)に登場する インドからの留学生の名がマティラム・ミスラで、 芥川が当作にインスパイアされて 「魔術」(1919年)を執筆したと見なされている。 いずれの作中でもミスラの住まいは東京・大森にあるとされるが、 芥川描くミスラは元型よりもずっとスマートな佇まいに思える。
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キーワード(本の題名)にそって 集められた 短編集。 夢 の話だったので 読んでいるうち 現実なのか夢の話なのか 区別がつかなくなるのが ちょっとコワい本。
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