JAJA姫武遊伝(1) 悪魔が来たりてホラを吹く 電撃文庫70

中村うさぎ(著者)

• 販売会社／発売会社: メディアワークス/主婦の友社
• 発売年月日: 1995/06/07
• JAN: 9784073031208

商品レビュー

2010/05/28

おもしろいですよ。一…

[文庫ＯＦＦ]

おもしろいですよ。一度読んでみることをお勧めします。

2010/05/28

中々おもしろいと思い…

[文庫ＯＦＦ]

中々おもしろいと思います。内容は充実してますし・・独特なテンポだと思います。

2011/04/02

あっという間に読み終わった。
和ファンタジー。
当たり前だが、連載時より、絵が小さいのが残念。
おまけで、双六のようなのが付いてる。
ルール的に、結構よくできているので、
子供だったら、遊ぶと思う。

全体的に、漫画みたいな話。
というか、漫画のような文章。
普通、映画や、小説では、主人公以外の人間が
考えていることは分からない、という暗黙の約束事があり、
漫画は、もやもやっとしたふきだしで、誰の考えていることも分かる。
しかし、この小説、主人公以外の考えていることも、
平気で書いている。まさに漫画手法。
というか、そのせいか何なのか、主人公の影が薄い。
あと、連載しながら考えていったのか、
なにか、設定がいい加減。
（ヤギ頭が、突然強くなったり、
　ジャジャ姫と弟が、姉弟ごっこをしている、と作者が茶化しているのに
　実は、本当に姉弟だったとか、実にいい加減。
　悪女が、魔王の恋人というのも、後付けではないかと思う）
一応、世界設定と、キャラには、もとになったゲームがあるようで
ちゃんとしているのだが（ロードスとかのパターン）
なのに、微妙にいい加減、というあたりが、作者の資質か。

話は、朱雀、玄武みたいな有名な４神がバランスとを取って暮らす
ジャパン（ジャジャ姫は、誰かの娘で、この、
神の娘・息子世代が活躍する）
一方、ヨーロッパでは、天使と悪魔の際限ない戦いが
続いており、ジャパンに加勢を求めるため、ヤギ頭が出発。
一方、ベルゼバブなども、ジャパンの均衡を崩し、
自分たちが住みつくために、陰謀をめぐらす、
わけだが、登場キャラが馬鹿すぎるというか、
ようするに、シェイクスピア（「オセロー」とか）の
パターンで、読んでいて非常にイライラする。

あと、作者は、和風な、歴史小説とかが好きなのではないかと
思う（今となっては、借金とかで有名な人だが）
正眼の構えとかが、何の説明もなく出てくる。
女性としては珍しいのではないかと思う。