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平成3年5月2日、後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士、並びに、
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平成3年5月2日、後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士、並びに、

石黒達昌(著者)

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平成3年5月2日、後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士、並びに、

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商品詳細

内容紹介 内容:平成3年5月2日,後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士,並びに,.今年の夏は雨の日が多くて、.鬼ごっこ
販売会社/発売会社 福武書店/
発売年月日 1994/05/16
JAN 9784828817385

平成3年5月2日、後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士、並びに、

¥220

商品レビュー

3.3

5件のお客様レビュー

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2019/12/02

確か、どこかの書評で気になったんだったと思う。詳細は不明。タイトルは特にないらしく、最初のセンテンスがとりあえずその役割を担わされているらしい。あと装幀も特殊で、左開きの横書きによる表題作と、縦書きの小説2編が逆側から右開きっていう趣向。表題作はとりあえず遊びが効いていて、ちょっ...

確か、どこかの書評で気になったんだったと思う。詳細は不明。タイトルは特にないらしく、最初のセンテンスがとりあえずその役割を担わされているらしい。あと装幀も特殊で、左開きの横書きによる表題作と、縦書きの小説2編が逆側から右開きっていう趣向。表題作はとりあえず遊びが効いていて、ちょっと本当の論文なの?って思わされるような興味深さもあり。☆4つ。ただあとの2編がダメで、手紙の方はただ意味不明だし、父の臨終を描いた短編も、ただの時系列描写に過ぎない。ともに☆2-3つ。という訳で、総合得点☆3つ。

Posted by ブクログ

2018/03/02

この作者の作品は初めて読んだが,医学とミステリという掛け合わせが面白かった。 架空の生物を扱う作品はこれまで幾つか読んだことがあったが,そこに倫理観を絡めたところが私の中で新しかった。 他の作品も読んでいきたいと思う。 そして神居古潭を行きたい場所リストに追加した。

Posted by ブクログ

2015/05/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

斎藤美奈子『本の本』より。市図書館閉架にて。 レポート形式などと言われるが、明確な科学レポートの体裁は取っていない。タイトルがないことからも分かるように、誰に向けて、どんな場所に掲載されたのかが分からない文章になっている。医学部を出ている作者にとって『利己的な遺伝子』のMEMEの側面を知らないことはあり得ないと考えれば、あえて生物知識が足りない語り手を用いることで、読者に「分からない」ことを思い起こさせる趣向を凝らしているのだろうか。 同様に「今年の夏は雨が多くて、」も書簡体小説であるが、誰に対しての手紙であるのかがポイントになっていると思う。捉え方によっては意味の無い自分語りであるし、SFのように想定することすら可能であると思う。 唯一タイトルのある「鬼ごっこ」も含め、3つの短編は連続する思考で書かれたものであると思う。うじうじと分からない、生が死へつながる不可解さ、物語の進行と裏で進行していただろう真実、しかしそれでもすっきりした読後感。楽しい時間であった。

Posted by ブクログ

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