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父の背番号は16だった 朝日文庫
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父の背番号は16だった 朝日文庫

川上貴光(著者)

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父の背番号は16だった 朝日文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞社/
発売年月日 1995/02/01
JAN 9784022610706

父の背番号は16だった

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2024/08/23

図書館で借りた。 プロ野球・巨人の第2次黄金期に4番を勤め、引退後監督としてV9を達成した川上哲治氏の伝記モノだ。著者はその長男の川上貴光氏。 読むまで私の川上哲治のイメージと言えば、赤バットで有名と言えども現役時代の映像は中々見れないし、V9監督の厳しそうな眼差し、また生前の&...

図書館で借りた。 プロ野球・巨人の第2次黄金期に4番を勤め、引退後監督としてV9を達成した川上哲治氏の伝記モノだ。著者はその長男の川上貴光氏。 読むまで私の川上哲治のイメージと言えば、赤バットで有名と言えども現役時代の映像は中々見れないし、V9監督の厳しそうな眼差し、また生前の"おじいちゃん"の大物ゲストとしての解説くらいのものだった。 熊本工出身くらいは知っていたが、生い立ちや戦争との関係など深いところは読んでみるまで知らなかった。ましてや性格・人間性的なところは新鮮味をもって読み通すことができた。息子の立場だから感じ取れるものを、文学として素晴らしく表現されていると思う。 また戦争前後のプロ野球史という側面でも非常に貴重な資料。なるほど、そのようにして戦中のプロ野球が続いたのだなと身に沁みた。 さらに言えば、名前は知っていた吉原正喜あたりも、戦死しなければ間違いなくジャイアンツの歴史でもっと大きく輝いていたんだろうなというのも確認できた。

Posted by ブクログ

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