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引間徹(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社/
発売年月日 1994/01/25
JAN 9784087740509

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商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2021/11/02
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※このレビューにはネタバレを含みます

再読。もう何度読んだか分からない。こないだH先輩にお勧め本を聞かれて、これを答えたので、久しぶりに読んでみた。ブクログに入れたのは初めてだったので、最初の衝撃の星5で。私の人生を変えたと言っても過言ではないというか、人生の指針となっているような本。高校生の頃初めて読んだと思うけど、『誰がどれだけ迷惑しようが知ったこっちゃないですよ』『何やったって、迷惑なんて絶対誰かにかかるんです。そんなこと考えてるからみんな何にもできなくなって、ぶくぶく肥っていくんです。』何やったって、迷惑なんて絶対誰かにかかる、というのが、すごく自分を自由にさせてくれたと思う。当時はしばらくこの人の本、読んだけどなー。まぁそもそも3冊しか出てなかったけど。この人はもう作家さんをやめたんだろうか。

Posted by ブクログ

2011/06/22

抽象的というか、なんというか… 「ご想像にお任せします」みたいな雰囲気があって とっつきにくかった。 気付いたら「え?」って感じで終わってて「なんだったの?」という感覚。 速さはある。 けれど、理解がついていくかいかないかは別だと思った。 ただ、引き寄せられる。

Posted by ブクログ

2011/04/06

+++ 埋立地に誕生した人工の街を舞台に、夜な夜などこからともなくあらわれては消えていく謎の競歩選手と主人公を軸に、小気味よいテンポで、読む者を駆り立てる爽快な物語。 +++ 就職も決まった大学四年生男子が主人公である。ある日公園で、ものすごい速さで歩いている男と出会った。男の...

+++ 埋立地に誕生した人工の街を舞台に、夜な夜などこからともなくあらわれては消えていく謎の競歩選手と主人公を軸に、小気味よいテンポで、読む者を駆り立てる爽快な物語。 +++ 就職も決まった大学四年生男子が主人公である。ある日公園で、ものすごい速さで歩いている男と出会った。男の左膝から下はサイボーグのような義足だった。それが主人公と競歩の出会いだった。彼は、どういうわけか目が離せない男と張り合うように競歩にのめりこんでいくのだった。得たものよりも失ったものの方が多いことを自覚しながらも、止められない衝動によってトレーニングを重ねる姿は、まるで何かに取り憑かれたようにも見えるが、清々しくもある。出会いの妙と静かな衝動を感じさせられる一冊である。

Posted by ブクログ