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ぼくらの(6) IKKI C
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2006/12/26 |
JAN | 9784091883490 |
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ぼくらの(6)
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商品レビュー
4.6
11件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
今回はなかなか難しい話だった。キリエの葛藤。命。人は生きてるだけで「業」と「責任」を背負ってる。物体の移動。あと、チズの先生がなんか色々言ってたけどあの人がやったことは間違ってる。ここに来て相手パイロットにも焦点が当たってきた。辛い。
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地球の、宇宙の生き残りをかけて襲い来る敵と戦う。 勝てば、相手の次元の地球(宇宙)が滅び、負ければ、自分たちの次元の地球(宇宙)が消滅する。 戦いが終わったら、勝っても負けても、パイロットは死ぬ。 ここまで、少年少女のいろいろな戦いと死を見てきて、もし自分だったら、地球を救うためとはいえ、自分の手で誰かを殺めるくらいなら死んだほうがましだ、とか思っちゃうかもしれない…とぼんやり思い始めていた。 だから、キリエの「自分たちが生き残るべきかわからない」「自分は正義かもしれないけど、相手も正義かもしれない」という考えはすごく理解できたし、偽善的と言われるかもしれないけれど共感した。 「あなたは好むと好まざるとにかかわらず、もうすでに生命の犠牲の上にある」 だからその犠牲に感謝し、精一杯自分のすることをするのが、生きていくものの責任。 それが生きるということ。 自分でもまだうまく消化できていないのだけれど、田中さんの言葉はそういう「死んでもいい」という甘い偽善をひっくり返した。私たちは生きていることがそれだけでもう生き残りのための犠牲を強いられているシビアな運命だったんだなあ、と。難しいけれど、確かにそうだ。 個人的な戦いをしてきた今までの子供たちとは一味違い、そもそも「どうして戦わなくてはならないのか?」にひとつの決着をつけてくれたエピソードだと思う。 続いてコモの話。 死ぬとわかってから世界の美しさや世界とのつながりを実感し、世界が豊かになったと感じるコモ。 敵のパイロットの逃亡、一般被害者からの恨みを思い知らされる子供たち。自分たちの背負っているものの重さ、戦いに向けられる非難の目の厳しさ。 改めて話の運び方というか展開構成がうまいなあ。 コエムシの転送の説明は、面白いけど、なんというかPC上のデータの話みたいだなあと、いまいち三次元で起こりうるのか疑問に感じてしまう。 佐々見さんだんだんなじんできたな。 大人たちが登場したときは子供たちの行動を阻害したり支配しようとしたりするのかと思っていたけれど、予想外に子どもを尊重してくれるいい大人たちだった。今後どうなるのかな。。
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キリエみたいに考える人間は結構いる。 が、自分がその考えに至るまで生きながらえてきたという事の理由をどうしても精神論に偏らせてしまう。 単純に、肉でもサカナでも野菜でも、自らの手を汚すことすら無く殺してきた結果、生物として存在し続けている。 その事に責任があるのかないのかはわから...
キリエみたいに考える人間は結構いる。 が、自分がその考えに至るまで生きながらえてきたという事の理由をどうしても精神論に偏らせてしまう。 単純に、肉でもサカナでも野菜でも、自らの手を汚すことすら無く殺してきた結果、生物として存在し続けている。 その事に責任があるのかないのかはわからないけど。
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