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花よりも花の如く(3) 花とゆめC
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 白泉社 |
発売年月日 | 2005/02/05 |
JAN | 9784592174431 |
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花よりも花の如く(3)
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商品レビュー
4.5
12件のお客様レビュー
若き能楽師・憲人の日々を描く、お仕事コミック3巻。 演じられる曲目は「二人静」「石橋(しゃっきょう)」「淡路」。 「二人静」は、義経の思い人であった静御前のお話。神職に命じられて菜を摘みに来た女の前に不思議な女が現れる。実は亡霊で回向をしてほしいと頼む。亡霊は、菜摘女に取り憑...
若き能楽師・憲人の日々を描く、お仕事コミック3巻。 演じられる曲目は「二人静」「石橋(しゃっきょう)」「淡路」。 「二人静」は、義経の思い人であった静御前のお話。神職に命じられて菜を摘みに来た女の前に不思議な女が現れる。実は亡霊で回向をしてほしいと頼む。亡霊は、菜摘女に取り憑き、静だと名乗る。真の静ならば舞いを見せよと請う神職。霊が憑いた菜摘女の後ろに、さらに静の霊そのものが現れ、二人の静が舞いを舞う。 憲人は気の合わない先輩とこの演目を演じることになる。影が形に添うように二人の動きがぴったり合わなければならないのだが、なかなか合わない・・・。 花にも二人静というのがあるが、この演目から採られている名。花穂が2つある。 「石橋」。見習い卒業となった憲人がその記念に「石橋」を披く(宗家の許しを得て特別な演目を演じること)ことに。文殊菩薩の浄土で獅子が舞うという勇壮な演目。稽古に励む憲人を芸者風の女性が陰からそっと見ているらしい。さて、彼女は誰・・・? 「淡路」は何と、主人公が伊弉諾尊である。神話上では日本列島発祥の地となっている淡路を訪れた帝の臣下に、国産みの様を語り聞かせるという壮大なお話。憲人はこれを、通常はあまり使われない勾玉を小道具にして舞おうと考える。ところがその準備が何かとうまくいかなくて・・・。 神様になって舞うというのはどんな気分がするものだろう・・・? 巻末のメイキングは観能の裏話。能を描くには何よりも生の舞台を見るのが一番の勉強。しかしこれがなかなか大変。上演が多い季節にはあちらこちらとはしごすることも。近くばかりならよいが、日本全国を旅する。屋外の薪能の場合は虫や気温の心配もいる。上演が長引いて列車の時間に遅れそうになったり、着いてみれば満員で入場しそびれそうになったり。 生活は不規則になり、外食は増える。 ・・・しかし、やはり現地に行って生で見て初めてわかることも多いのだという。 年間100番の能を見るのが目標という、その努力に頭が下がる・・・! *本題とは関係ないのですが、「二人静」。ここで出てくるのは吉野山・勝手神社。ここは静御前が捕らえられ、請われて舞いを見せたといわれる「舞塚」が残る地で、お話の舞台となるのは納得できるのですが。回向を頼むと言うのがいまひとつわからない。回向というのは寺で行うものじゃないのですかね・・・? この辺りも神仏習合で境界があいまいなのかしら・・・?
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※このレビューにはネタバレを含みます
楽の茶髪について、お客様のこと、ひいては舞台のことを 気遣って染めるべきという意見なら分かるが そうでない理由で批判してくる意見は腹立たしい。 自分ならこうしないのにと思うことをされるとイラつくが 「それは実は自分に一番近い人かもしれない」 というおじいちゃんのアドバイスが結構衝撃だった。 生まれた時はみんなまっさらで あらゆる性格の人間に育つ可能性があった、 だから憲人がその人のように育つ可能性もあった という考え方は想像だにしなかった。 そうならなかったのは、認めたくなかった自分を押し込めて今の自分になったし だからそれを発揮する人を苦手に思うのも当然 と憲ちゃんを肯定してもくれているし それは自分の一部で自分の影だ というのがなるほどなぁと思う。 お母さんが憲人じゃないと無事終わらないわよ と言ってくれるシーンも良かった。 確かに同年代だとストレスだし、若手の中では 憲ちゃんが一番うまくこなせそうだ。 言われた時は腹も立てていただろうに お舞台のあとそっと渡会さんにお茶を出す楽くんもとても良い。 父が先生でなければ能もいいかも、という直角さんからのお手紙にちょっと笑ってしまった。 諸説あるが、影向の松と鏡板の言い伝えが好きだ。 連綿と続いてきた伝統芸だからこそ 先人たちの思いがつまっていて、だから今がある。 小太郎さんを招きたいという憲ちゃんの思いが伝わったのだと シンプルに思える。 稽古で作るのは自信、というのもよく分かる。 よく稽古をするのは不安だから。 役に入り込み、国土創生を語るのに夢中になっていた、 というシーンがとても良かった。 停電でマイクが切れたからお客さんがかえって集中して、 中途半端なタイミングで電気を戻してそれが切れるのも嫌だし でも暗いのは危険だってわかってたのにと 謝るところ、全てが西門らしい。 木霊する囃子の音、暮れていく空、地平線、 星が見え始めてすべてが完璧で止めたくなかった。 この表現でその場の空気感や光景が目に浮かぶようだった。
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成田美名子先生が描くお能の世界も第3巻。憲人が独立したり、茶髪の楽君も活躍します。伝統芸能の世界を描くことで、色々な意見もあるようですが、若い世代がこういうのに興味を持つって、いいことだと思うなあ。
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