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鬼丸大将(文庫版)(1) 秋田文庫
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鬼丸大将(文庫版)(1) 秋田文庫

手塚治虫(著者)

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鬼丸大将(文庫版)(1) 秋田文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 秋田書店
発売年月日 1995/11/01
JAN 9784253171779

鬼丸大将(文庫版)(1)

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商品レビュー

4

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2021/10/25

日本に流れついた外国人。住み着いた山奥で、家族をつくり静かに暮らして彼と家族に、降りかかる災難。生き残った息子の鬼丸がたどる苦難の人生とは。 家族以外に理解も寛容もなく、鬼丸の周囲には、ただただ争いだけが生まれてゆく。 鬼丸に降りかかった災難のきっかけは、出世したい良範の陰謀に...

日本に流れついた外国人。住み着いた山奥で、家族をつくり静かに暮らして彼と家族に、降りかかる災難。生き残った息子の鬼丸がたどる苦難の人生とは。 家族以外に理解も寛容もなく、鬼丸の周囲には、ただただ争いだけが生まれてゆく。 鬼丸に降りかかった災難のきっかけは、出世したい良範の陰謀に巻き込まれたことなのだけど、見た目の違いという差別だけで物事が進んでゆく辛さ。 言葉は通じているはずなのに、対話をしないというだけで共感・共存へと進んでいかないのは、やるせなくしんどい。 平将門と出会い東国へ向かう途中で、鬼丸と出会ったアブアボとの別れの場面。 異国の地で孤独に過ごしていたアブアボ。彼にとって、初めて友と言える鬼丸という存在に出会えたはずなのに、戦いになってしまう結末。アブアボとは言葉が通じなかったゆえの悲劇。境遇は似たものだったはずなのに。 言葉は通じても、見た目が違うから理解されない。 境遇は同じでも、言葉が通じないから理解できない。 鬼丸に家族以外に真の理解者は現れるのだろうか。

Posted by ブクログ

2017/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初出1969年。ローマから流れ流れ、日本列島に辿り着いた奴隷。そして、彼とその子は、髪・瞳の色、体格から「鬼」と称される。その鬼に対して容赦ない平安貴族ども。一方、彼らに仄かな同情を寄せる平将門とその一派。迫害されつつも、夢を忘れない子鬼=鬼丸の一代記。ジャングル大帝のレオよりもさらに過酷な道程を子鬼は歩んでいく。

Posted by ブクログ

2013/02/10

その昔、日本に流れ着いた外国の人間が「鬼」と呼ばれる存在となったという話を元に作られた話。 ローマ人と日本人の間にできた子供鬼丸が、その目の色や髪の違いから鬼と言われて人々に恐れられたり迫害を受ける。 いろんな辛い思いや苦しい経験をしても、最後は希望があるような終わり方だった...

その昔、日本に流れ着いた外国の人間が「鬼」と呼ばれる存在となったという話を元に作られた話。 ローマ人と日本人の間にできた子供鬼丸が、その目の色や髪の違いから鬼と言われて人々に恐れられたり迫害を受ける。 いろんな辛い思いや苦しい経験をしても、最後は希望があるような終わり方だった。 春菜の言う「世の中には悪人も正義もないのよ。自分で自分をそう判断しているだけ」て言葉が、この話の中で言いたいことだったのかなと思った。

Posted by ブクログ

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