ドカベン(秋田文庫版)(22) 秋田文庫

水島新司(著者)

• 販売会社／発売会社: 秋田書店
• 発売年月日: 1995/09/01
• JAN: 9784253170628

商品レビュー

2022/07/26

怪我があったり
他の夢があったり
目の前の一球に集中することってなんて難しいのだろうか。
どうプレイすれば良いかだけでなくて
腕が痛い
肘が痛い
が先にきてしまって
痛いと思うと
気持ちだけではどうしようもないプレイになる
痛みで意識が朦朧とするくらいでは辛い
どう勝ちたいか
なかなかスムーズな試合にはならないドラマ

2016/12/17

高校二年夏の大会神奈川予選。東海戦。

　殿馬と里中のいない明訓。満身創痍の中、痛みに耐える山田は、お山の大将渚に対し厳しい言葉で臨むが…。
　一方、悲壮雲竜は巨人山田に一発勝負を挑む。そして、最終回、ついに渚陥落か。その時スタンドには……。

2013/12/03

おすすめ度：90点

解説：江藤智氏
里中のいない春季大会がスタートした。雲竜、不知火、土門らが手の内を見せぬため一回戦敗退を選ぶ中、優勝を目指す明訓。ここでシード権を得ておけば、夏の地区予選では初戦までに4、5日の猶予…里中の治療期間が取れるのだ。
そんなナインの思いを受けながら、里中もまた1人の戦いを続けていた。
打倒明訓の合言葉のもと、練習に励むライバルたち。もちろん王者を守るべく明訓ナインも、ヒジの故障を克服せんと里中も懸命に戦っていた。
そんな中、音楽留学のためにアメリカへ向かっていた殿馬の乗った旅客機がハイジャックに!? 地区予選直前、今年も明訓野球部は波乱含み！
地区予選初戦は早くも東海との激突。しかし里中の治療はいまだ間に合わず、渚がマウンドへ上がることに。強気がウリの渚だが、東海一番打者の雲竜にプレイボールホームランの洗礼を浴びてしまう。明訓の夏、前途多難！
ノーサインの自己流ピッチングを続ける渚。ストライクが入らず、ストライクを狙いにいけばそこを狙われる。
打線の援護ですぐさま逆転の2点を挙げるものの、当の渚は相変わらず。雲竜には2打席連続アーチを許し、さらに4回には東海打線にメッタ打ち。投手の雪村にまで満塁ホームランを許すなど6失点…！
大量失点により自分の慢心を反省した渚は、ようやく太郎のサインを受け入れることに。見違えるように投球内容のよくなった渚、後は打線の援護を待つばかり！
しかし肝心かなめの太郎には、春の大会で犬神から受けたデッドボールの後遺症が残っており…。
太郎の右手の痛みはもはや隠し通すことも難しいレベルに達していた。しかし、ここで負けることはできない。
痛み止めを打ってまでマスクをかぶる太郎の気迫に押されるように、まずは渚が自らデッドボールを選んで出塁。続く岩鬼は禁断の酔いどれ悪球打ちで雪村を粉砕！
雲竜がついにリリーフで登場！ その豪腕から繰り出される快速球は、手負いの太郎では太刀打ちできない。そして渚もまた、左腕に受けた死球がもとで制球が乱れ始める。
八方ふさがりの明訓、この危機にバックネット裏で試合を見守っていた里中が立ち上がった！