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つげ義春全集 別巻(別巻) 苦節十年記・旅籠の思い出 つげ義春全集
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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 1994/06/01
JAN 9784480701695

つげ義春全集 別巻(別巻)

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2026/02/03

つげ義春の漫画のことをよく知らない状態で、 文章で書かれたつげの本をいろいろ読んでいた。 「ガロ」の時代のことは伝説でなんとなく 知っていたし、映画『リアリズムの宿』は 山下敦弘監督にも関心があって、 興味深く観てはいた。 ある時突然、そうだつげの漫画を読んでみよう、 と思い立っ...

つげ義春の漫画のことをよく知らない状態で、 文章で書かれたつげの本をいろいろ読んでいた。 「ガロ」の時代のことは伝説でなんとなく 知っていたし、映画『リアリズムの宿』は 山下敦弘監督にも関心があって、 興味深く観てはいた。 ある時突然、そうだつげの漫画を読んでみよう、 と思い立ったのだった。 何でそのことに気づかなかったのかな、 と自分ながら不思議だった。 漫画を読まなくても文章で満足出来ていた というのもあるが、作品を読む手段がなかった のだと思う。 『つげ義春が語る 旅と隠遁』を読んでいて、 全集があることを知った。 図書館で検索したら、所蔵されていた。 これは嬉しかった。 全集で作品を読み、最後のこの別巻に至った。 すべてつげが書いた文章。非凡だ。 目次で「四倉の生」を見つけたときは息を呑んだ。 四倉って、あの四倉か?と思ったが、 あの四倉だった。 いわき市の四倉は私の父親の出身地なのだ。 つげの母親が四倉に住んでいた頃、 私の父は小学生ぐらいでそこにいたと思われる。 感無量な気がした。 「鉱泉があるというので尋ねて行ったのだが、 町から数キロ離れた田圃の中にぽつんとある鉱泉は、 あまりにもつまらないところなのでとりやめ、 海のほうへ引き返し、海の見える商人宿に泊まった。」 この鉱泉は玉山温泉だろうか。 私も数年前泊まったことがある。 温泉宿が3軒、石屋旅館に泊まった。 つげがとりやめたのは残念だった。 泊まれば泉質に驚嘆したと思う。 自分史上最高といってもいい。 つねは常々鄙びた温泉街や宿に興味があった ようなので、宿場としては魅力が薄い玉山を、 直感的に敬遠したのだろうと思う。 話が出ただけ嬉しい。 「たった一度だけ偶然立ち寄った四倉へ、 私は再び出かけてみたいと思っている。」 と最後に文章を締めている。 つげはその後行ったのだろうか。 つげの話には岩瀬湯本がよく出てくる。 岩瀬湯本を今回最上級のことばで称賛していた。 「岩瀬湯本温泉ーー来てよかった。 いままでで最高の所だ。」(P29) すっかり町の様子は変わっているだろうが、 その地をしのぶためにも、一度行ってみたい。 『クロという喫茶店』(P161)は名文だと思う。 以前読んだ『つげ義春が語る 旅と温泉』の 「妻、藤原マキのこと」も名文だと思った。 正確には名エッセイというのだろうか。 なぜこの2つを名文、名エッセーと思った のか考えてみた。 余韻、だろうか。「クロ」を読み終わった時 「ああ、名文だな」としみじみ思ったのだ。 「妻、藤原マキ」のときはどうだったか。 あれは、読んでる最中におもむろに「これは名文だ」 と思ったのだった。 余韻、は一つの要素でしかないか、と思う。 はっきり言えることは、文章がうまいだけでは 名文にはならないということだ。 筆者の顔が見える、共感できる、心に触れる、 自分では見つけられなかった発見がある。 そういったところだろうか。 つげ義春の作品にはそういった「出会い」がある。

Posted by ブクログ

2015/09/12

つげ義春全集最終巻。漫画の掲載はなく、本人のエッセイ、旅行記および温泉地のイラストのみである。エッセイの中には、のちの漫画作品のもとになったものがあって興味深い。ただ、文章の多くはマンガ同様、金がないという話が多く、読んでると憂鬱になる。弟のつげ忠男が描いた漫画の習作を自分の作品...

つげ義春全集最終巻。漫画の掲載はなく、本人のエッセイ、旅行記および温泉地のイラストのみである。エッセイの中には、のちの漫画作品のもとになったものがあって興味深い。ただ、文章の多くはマンガ同様、金がないという話が多く、読んでると憂鬱になる。弟のつげ忠男が描いた漫画の習作を自分の作品として発表してしまったことや、白土三平、水木しげるらの絵柄をまねたことなど、今だったら大騒ぎになりそうなことがさらっと書いてある。

Posted by ブクログ