アーシアン(1) ウィングスC

高河ゆん(著者)

• 販売会社／発売会社: 新書館
• 発売年月日: 1988/04/05
• JAN: 9784403611544

商品レビュー

2024/08/25

各話の余韻的な部分にちょっと萩尾望都さんっぽさを感じる／黒翼の天使ちはやのお気楽な性格のおかけで雰囲気はけっこう軽い／ちはやと仲のいいNASAの宇宙飛行士ジャニスは宇宙に出る／香港の闇の秘密結社の巫女である大七（だいな）とちはや／ハワイでうっかり正体を見られたちはや。天使たちの集会／本国エデンでの話。試験を突破しヴァルハラ行きが決まりミカエルの養子となり士官学校の入学式で影艶と出会ったちはや／ラファエルとその妻ガブリエルと影艶。

■簡単な単語集

【アーシアン／地球人】天使が地球の監視を始めて監視して五十億年、マイナスポイントのチェックが一万に達したら滅ぼされるらしい。地球そのものは大丈夫のようだ。影艶いわく《個人レベルでいい奴はいくらもいるだろうが　アーシアンの意志は多数決で決まる》第一巻p.16
【あや】天使。女性。影艶のいとこで影艶のことが好き。マイナスの調査員。
【ヴァルハラ】月に設置された天使の監視用移動基地。
【エデン】天使の本国。
【影艶／かげつや】天使。ちはやとコンビを組むマイナスの調査員。貴族であり本国での地位はちはやよりだいぶ高いようだ。どうやらガブリエルのことが好きなようだ。
【ガブリエル】ラファエルの妻。青い目。
【ジャニス】NASAの宇宙飛行士。軌道がズレた人工衛星の軌道を戻す船外活動のために宇宙に出る。
【ソーラーマスターⅡ】ジャニスが軌道修正に行く人工衛星。気象観測衛星という触れ込みだが実は軍事衛星。
【大七／だいな】香港最大の秘密結社である和記の、龍神の巫女。占ったりするようだ。相思相愛だった実兄を殺されて怒っている。ちはやが正体を見せた二人目（三人まで見せてもいいらしい）。
【多紀／たき】ちはやが正体をみせた一人目。いつかその話が出てくると思われる。
【ちはや】黒翼の天使。男性。アーシアンを滅ぼしたくない。士官学校では首席だったらしい。黒翼で黒髪の天使はエデンにもたった一人と思われる。
【調査員】天使の調査員。プラス専門の調査員とマイナス専門の調査員がいるようでそれぞれを一対として組んでいる。
【同性愛】エデンでは同性愛は死罪なんだとか。てことはちはやと影艶の同性愛の方向に話は進んでいく感じ？
【ミカエル】大天使。縦ロール。ちはやを養子として引き取った。けっこう親バカ。
【宮城】天使。男性。プラスの調査員。
【宗行／むねゆき】ちはやがハワイでうっかり羽を見られた日本人カメラマン。
【ラファエル】たぶん大天使。ミカエルの側近。
【蘭桂／らんかい】大七の世話役。

2019/06/06

今めくっても高河ゆんの作画は強烈に「新しい」と感じる。30年以上前に出版されたアーシアンであっても。
エグい才能。

2008/08/08

小学6年生のときに、アニメディアで特集が組まれていたのがきっかけで購入した作品です。

今までに見たことがない表紙の色使いに、当時、これが大人のマンガなのか……と、見当違いの感想を胸にしたのを覚えています(笑)
ま、これがきっかけで二次元にどっぷり浸かっていったワケですが。

ストーリーは序盤は理解しづらいと思いますが、一通り読むと解ってくるはず。
ツンデレが好きな人は、影艶のツンデレぶりが妙に……じわじわと嵌ると思いますよ。