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精霊狩り 傑作短編集 小学館文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 1988/03/01 |
JAN | 9784091907134 |
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精霊狩り
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精霊狩り
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※このレビューにはネタバレを含みます
■精霊狩り 1971年5月 ■ドアの中のわたしの息子 1972年2月 ■みんなでお茶を 1974年2月 精霊狩りのシリーズ。テレポート出産とか、なんだか円城塔の小説に出てきそうだ。軽やかでいいね。 ■キャベツ畑の遺産相続人 底抜けに明るい魔女たち。 少しだけSF要素。 125p「家出してきたの……入れてよ、ター・ブー」と目を潤ませるミミィの絵が可愛くて! ■オーマイ ケセィラ セラ プレイガールだったという母への憧れで自分を作っている少女が、ませた男の子と出会う。 父と思しき年配男性も出てきて、男の子は弟……?という展開。 ■ハワードさんの新聞広告 何でも買える大富豪が、飛ぶ子どもを買うが、うまく従わせられず。 ■あとがき ■解説 大島弓子 ところでカバーイラストは新井苑子……「オズの魔法使い」シリーズのイラストも描いている人。 昔の漫画文庫のイラストは、漫画家以外が描いていたりして、なんでだろうと純粋に不思議に思う。 @@@@@ 2021年10月再読。 約2年ぶりとあってさすがに全部覚えている。 ところで前回なんで昔の漫画文庫のカバーイラストは他の人が? と疑問に思ったが、 http://matogrosso.jp/sf/sf-01.html 萩尾望都のSF世界 大森望との対談 で言及されていた。 (以下引用) 大森 それはともかく、70年代後半のSFファンの間では、『ポーの一族』や『トーマの心臓』は基礎教養になってました。男性が少女マンガを読むのが一般化し始めた最初ですよね。ちょうどそのころから、小学館文庫で『11月のギムナジウム』や『11人いる!』『精霊狩り』が出始めて。ええっと、1976年ですか。いま考えるとものすごく不思議ですよね。なぜ、文庫でマンガ短編集が……。 萩尾 そうなんですよね。山本順也さんっていう、小学館でずっとお世話になった編集さんがいるんですけども。その方がマンガを文庫にして売り出そうと思うって言って、あのときは白戸三平さんとかもずらっと出ていたんですよ。 大森 そうですね。あと、つげ義春さんの『ねじ式』『紅い花』とか、大島弓子さんの『雨の音がきこえる』なんかも最初に出ました。『11月のギムナジウム』と一緒に。 萩尾 そうそう、それで山本さんが、「あなたの文庫の表紙はこの人に決めたから」って。 大森 新井苑子さん。 萩尾 そうそう。それで、「えっ? 私、文庫の表紙、描かせてもらえないんですか?」って言ったら、「駄目だよ」って(笑)。 大森 カバーを勝手に決められてたんですね。マンガなのに。 萩尾 「駄目だよ。だって小説の棚に並ぶんだから」と。「小説の棚に並んでも中身はマンガですよ」って言ったんだけど(笑)、山本さんは、「だけど表紙がマンガだったら誰も買ってくれないじゃないか」って。「じゃあ表紙がイラストだったら、小説かもしれないと思って買うかもしれないって、それを当て込んでやったんですか」って聞いたら、「そうだ」って(笑)。 大森 そういう理由だったんですね(笑)。 萩尾 不思議な理屈でした。 大森 あの装幀は、新鮮は新鮮でしたね。新井苑子さんは当時、『SFマガジン』で河野典生さんの『街の博物誌』のイラストを描いてる人でしたから、僕なんかは確かに買いやすかったかもしれない。男子高校生が初めて買う少女マンガとして非常に手にとりやすいものだったんじゃないかと(笑)。 萩尾 ああ、なるほど。じゃあ、編集の目論みは当たったんだ(笑)。 大森 購入者の比率としてはものすごく低いと思いますけど(笑)。 (引用以上) ついでに今集中的に読んでいる形に合わせてメモしておく。 ■精霊狩り 31p ■ドアの中のわたしのむすこ 31p ■みんなでお茶を 31p ■キャベツ畑の遺産相続人 40p ■オーマイ ケセィラ セラ 45p ■ハワードさんの新聞広告 31p ◇あとがき:萩尾望都 1p ◇解説―二十世紀末 異端者?:大島弓子 3p
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「精霊は惚れっぽい、よって有罪」 あまりに個人的な理由。 一方で、自らに色々と置き換えてみたらなんとなく納得してしまう理論もある。 人間の怖さを描いている。 そして人間や生き物の素晴らしさも。 異質でありながら生きることは難しい。 特に日本という国は和と平等を気が狂うほどに重...
「精霊は惚れっぽい、よって有罪」 あまりに個人的な理由。 一方で、自らに色々と置き換えてみたらなんとなく納得してしまう理論もある。 人間の怖さを描いている。 そして人間や生き物の素晴らしさも。 異質でありながら生きることは難しい。 特に日本という国は和と平等を気が狂うほどに重要視するのだ。
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