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イエス(後)
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イエス(後)

安彦良和(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本放送出版協会
発売年月日 1999/06/10
JAN 9784140052723

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商品レビュー

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2004/09/26

 メル=ギブソンが監督した話題の映画『パッション』を見ていたとき、私はこの安彦版『イエス』と比べずにはいられなかった。『パッション』はキリスト教系出版社の協賛があったためか、パンフレットに関連書籍が多く紹介されていた。ビデオやら画集やら漫画やら‥‥しかし安彦作品のような視点の物語...

 メル=ギブソンが監督した話題の映画『パッション』を見ていたとき、私はこの安彦版『イエス』と比べずにはいられなかった。『パッション』はキリスト教系出版社の協賛があったためか、パンフレットに関連書籍が多く紹介されていた。ビデオやら画集やら漫画やら‥‥しかし安彦作品のような視点の物語はそこになかった。  私のような不信心者(ちなみに実家では浄土真宗と関わりがある)は、聖書に耳を傾ければ充分なのではないかと思ってしまう。イエスの言行、弟子達の思いは全てあそこにある。だから今この時代にイエスを描こうとすれば、メル=ギブソンのように聖書世界をリアルに描くか(これは今まで無かったアプローチなのだから)、安彦良和のように現代的な視点で描くという両極端でしかイエスの生涯を作品化する必然性が無いのではと思えてならない。  それにしても、本当に対照的なのだ、これらは。

Posted by ブクログ