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とはずがたり マンガ日本の古典 13
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とはずがたり マンガ日本の古典 13

後深草院二条(著者)

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とはずがたり マンガ日本の古典 13

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 1995/04/01
JAN 9784124032918

とはずがたり

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商品レビュー

3.5

4件のお客様レビュー

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2016/12/28
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※このレビューにはネタバレを含みます

鎌倉時代中後期。 後の持明院統の始まりとなった後深草院の愛人だった二条さんが、自分の恋愛遍歴などを綴った日記・紀行文学をいがらしゆみこさんが漫画化したものです。 和泉式部さんがめっちゃマジメな女性に思えたよ。 二条さんは同時進行で複数の高貴な男性と関係を持って、父親が違うお子ちゃまたちを4人も次々に生むんだもんな~。 当時は政治の実権が鎌倉にあったわけで、都の天皇家や貴族たちは、いわゆる「ラヴ・ゲーム」に明け暮れていたってことなのかもしれないけれどね…。 乳母だった二条さんのお母さんが後深草さんの最初の女の人で、彼女が生んだ二条さんを最初からいずれは愛人にしようと思って育てていたって設定でした。 二条さんを愛人にしながら、対立していた実弟の亀山院(大覚寺統の祖)にワンナイト・レンタルしたりだとか、この時代の貴族の感覚はわからん! 二条さんも後深草院以外の愛人を「雪の曙」とか「有明の月」とか呼んで、それなりに慕っていたっぽい。 ※雪の曙は西園寺実兼さん、有明の月は後深草院の異母兄弟である性助法親王さんに比定されていました。 てか「有明の月」さんは阿闍梨というエライお坊さんなのに、こんなに女性に惑っていていいの?! 32歳で出家した二条さんは、西行法師さんのように全国を行脚したらしい。 やっぱりパワフルな女性だったんだな…。

Posted by ブクログ

2015/09/26

生まれながらに後深草院の後宮となる二条の数奇な半生を綴った日記『とはずがたり』。 平安の『源氏物語』よりも、鎌倉院政期の宮中だからか、女性目線だからか、幾ばくか退廃的とも思える。 自分の行く末を上皇(や自分を好いてくれる男たち)に委ねるばかりの生き方、パーソナリティは、男性にとっ...

生まれながらに後深草院の後宮となる二条の数奇な半生を綴った日記『とはずがたり』。 平安の『源氏物語』よりも、鎌倉院政期の宮中だからか、女性目線だからか、幾ばくか退廃的とも思える。 自分の行く末を上皇(や自分を好いてくれる男たち)に委ねるばかりの生き方、パーソナリティは、男性にとってなかなか共感しがたいもの。「俺も昔は少しは悪さもしたけどさ」的なエンディングとあいまって、二条の薄っぺらさには憐れみすら覚える。

Posted by ブクログ

2013/12/10

二条が超可愛くて魅力的。 これじゃあどの男でも落ちるわ。 でも彼女は幸せじゃない。 小さなころから一緒にいた後深草院は彼女をおもちゃ扱いに。 雪の曙との子供を生んでも奪われて。 彼女を病的に愛する有明の月に心を開いたのに彼女を置いて去ってしまう。 激動の御所勤め後、尼となった...

二条が超可愛くて魅力的。 これじゃあどの男でも落ちるわ。 でも彼女は幸せじゃない。 小さなころから一緒にいた後深草院は彼女をおもちゃ扱いに。 雪の曙との子供を生んでも奪われて。 彼女を病的に愛する有明の月に心を開いたのに彼女を置いて去ってしまう。 激動の御所勤め後、尼となった彼女に平穏は訪れたのだろうか。 よくこんな問題作が今の世にまで残っていたなと思う。

Posted by ブクログ

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