1(イチ)(1) ヤングサンデーC

山本英夫(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 1993/08/05
• JAN: 9784091515117

商品レビュー

2023/12/20

赤熊は、喧嘩はしないと言い挑発に乗ってこないイチが目障りだった。
イチは、女子が他校の生徒に囲まれている所に出くわしても何もできず殴られるだけだった。
そんなイチに無性に腹が立つ大熊は、他校の生徒共々イチを殴る。
次の日から、イチは女子を助けられなかった情けないやつとしていじめられる。
そして小さい頃いじめられた記憶から、「イチめられっ子」といわれると切れて無意識に暴れてしまうのだった。
鬼鮫は、転校してきて早々大熊の舎弟の女をナンパする。
そして、大熊をも馬鹿にするのだった。
イチは鬼鮫に関節技をかけられた時、いつもは震えて動かない足が動いたことで何かをつかむ。イチは大熊に鬼鮫は自分がやる。と言うのだが。
「殺し屋１」の主人公、城石一の高校時代を描くエピソード０。

蹴り技が得意だが優しい性格がブレーキでケンカで本領を発揮出来ないイチとパワーファイターの大熊と関節技の鬼・鬼鮫の拳を交える三角関係のブロマンスが、イチの覚醒を軸に描かれていて、本格的な格闘喧嘩シーンが楽しめる。