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フラワー・フェスティバル(文庫版) 小学館文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2000/08/01 |
JAN | 9784091912572 |
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商品レビュー
3.9
11件のお客様レビュー
生きることって、バレエにおいても愛においても、いろいろあって面倒で切なくて、だからこそ素晴らしい。みどり、サンダー、薫、イブといった若者たちだけでなく、園子、五所パパ、ジョージといった大人たちも、成長していく物語ですね。壮大な「十二宮」のステージシーン、圧巻!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
初読。 冒頭、母がバレエなんてお遊びでしょという姿は、間違いなく萩尾望都のお母さんの姿だろう。 が、後半では複雑な親子関係が描かれ、これは読み手を意識した展開なんだろうな、と。 視点人物が結構普通の人だが、人と人の網の目の中で与えられたり与えたりして成長する、とても健康な話になっていく。 闇萩尾を期待する側の人間としてもみどりしっかり! と応援していた。 親世代の悶着、周囲の人間たちのいざこざ、に巻き込まれていくが、そんな中でみどりと対等にいい描かれ方をしたのが、サンダー。いい子なんだ。 このふたりの話だけ取り出しても、いい。 なんでも本作(1988-1989)が萩尾バレエ時代の幕開けになるんだとか。
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バレリーナをめざす五所みどりは、義兄の薫の友人であるガブリエルに招かれて、イギリスのパディントンにあるロシア・バレエの学校が開催するサマー・キャンプに参加します。 おなじく日本からやってきた東蘇芳や、バレエを生み出した西洋文化のなかでそだった同世代の女の子たちに取り巻かれて不安...
バレリーナをめざす五所みどりは、義兄の薫の友人であるガブリエルに招かれて、イギリスのパディントンにあるロシア・バレエの学校が開催するサマー・キャンプに参加します。 おなじく日本からやってきた東蘇芳や、バレエを生み出した西洋文化のなかでそだった同世代の女の子たちに取り巻かれて不安を感じていたみどりでしたが、公演でスピリットの役を引き受けることになります。しかし、みどりの相手役となるサンダーパートナーであったレイチェルが急遽キャンプにやってきたことで、スピリットの役をめぐってみどりと争いになってしまいます。さらにみどりの母である園子のかつての夫であるジョージと出会うことになり、みどりの周辺はますます混乱に陥っていきます。 男女を問わず幅広い支持を集めている著者ですが、バレエと家族関係をからめてストーリーが進行する本作は、著者の作品のなかでは比較的オーソドックスな往年の少女マンガという印象です。
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