杖と翼(文庫版)(1) 小学館文庫

木原敏江(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 2006/05/15
• JAN: 9784091912343

商品レビュー

2024/08/30

フランス革命の作品が読みたくなったのでおすすめされたこちらを。
少女マンガ誌（だよね？）掲載にしてはまあえげつないえげつない。
それでもまだマイルドに描かれているんだろうなあ。

アデルとレオン（後のサン・ジュスト）は大きくなったら結婚しましょうと別れる。やがてアデルは成長し、革命に賛同しながらパリへ戻るものの、王侯貴族がふんぞり返っていた頃よりもひどい世の中になっていて…という流れがよくわかる良い作品。
ずっと悲しくずっと陰鬱でバンバン人が死ぬ。ちょっと気に食わなきゃギロチンギロチンギロチンの嵐。老いも若きも男も女もギロチン。寒くて待遇の悪い牢獄でほとんど無実の罪でギロチンを待つ人々の描写もある。救われない…。
主人公アデルがたくさんの人を魅了する明るさを持っていたのでなんとか読み終えられました。

シャルロット・コルディがなかなか良いキャラでしたね。
面白いよ。すごく重たいけど。

2008/12/07

フランス革命の流れがわかりやすく読める上に、創作部分もとても楽しめる素敵過ぎる作品。
マラーを殺害したシャルロットのエピソードがいいです。いい。

2006/08/29

フランス革命を描く、全６巻。
正直「ロベスピエール？訊いたことある」くらいの知識しかない私でも楽しめたので、革命マニア以外でも面白いと思います。
フランス革命の史実に、おてんば娘アデル、貴族の逃がし屋リュウ＆ファーブルなどオリジナルキャラを絡めたストーリーテリングはさすが。サン・ジュスト、リュウ、ファーブルなど美形ももりだくさんです。