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砂時計(4)
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砂時計(4)
¥385
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商品レビュー
3.7
9件のお客様レビュー
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16歳冬。藤くんがいなくなって、母親の失踪時と重ねて自分のせいじゃないかと思ってしまう杏。なんで杏の周りはこんな複雑かね。まだ高校生なのに。ずっと支えてくれてた大悟にもひどい一言を言ってしまって、気まずい雰囲気になってしまう。17歳春。藤くんから連絡がくる。島根に一緒に帰る杏。大悟の側には椎香ちゃん。椎香ちゃん意外とぐいぐいいくのなー。彼女いるのに何とも思ってないからって女の子を平気で部屋にあげて2人っきりでいられる大悟も大悟だと思うけど。ちくちく大悟をイラつかせるような発言を繰り返す椎香ちゃんもやり方汚いなーと思った。東京に帰る日、しばらく距離をおこうと大悟に言われてしまう杏。本当に悲しい時って泣いてすがったりできないよね。なんかわかる気がした。切ない。
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ここまで読んできた中で、一番心が痛くなる内容だった。 藤くんが行方不明になったことと、母の死を重ね合わせて不安定になる杏だけど、藤くんが行方不明になったことはただの引きがねでしかなく、杏はずっと母の自殺という過去を背負って生きてきたんだと思う。 その重みについに耐えられなくなって、恋人に酷いことを言ってしまったのは仕方のないことだと思うけれど、大悟の気持ちも少しわかってしまうから読んでいて痛みが増す。 怒ったとかムカついたとかじゃなく、杏とどう接すればよいのかわからなくなった感じが「(思ってることを)言ったらまたカンタンに傷つくんだろ」ってセリフから感じる。泣かれると腹立つのではなく、「こっちが責められちょー気分になる」っていう言葉からも、大悟が困惑している様子がリアルに伝わってくる。 素直になれないだけ、イライラしただけ、自分から謝ればきっと仲直りできる、そんな単純な喧嘩じゃないから、これは難しいし単純な喧嘩より精神的につらいぞ…と自分に重ね合わせてしまった。とにかく、4巻はつらい。
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藤が失踪した。 不安な気持ちを抱えたまま、 島根で大悟と冬休みを過ごす杏。 母の死から4年たった今でも、 冬という季節は杏の古傷をうずかせる。 そんな時は大悟の存在がなおさら 温かく感じられるはずなのに、 4年の歳月は2人の関係を微妙に変え…!?
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