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アトンの娘(文庫版)(3) ツタンカーメンの妻の物語 中公文庫C版
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アトンの娘(文庫版)(3) ツタンカーメンの妻の物語 中公文庫C版

里中満智子(著者)

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アトンの娘(文庫版)(3) ツタンカーメンの妻の物語 中公文庫C版

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2003/11/21
JAN 9784122042971

アトンの娘(文庫版)(3)

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2012/09/14

里中満智子の歴史ものは、少女マンガ史のひとつの領域だと思う。 団塊の世代の自立した女性が描く、女性の自立の物語。 強く賢く美しい母。親に望まれない平凡な私。 それが男の愛を得て自己を強化し母とは違う道で自分を確立しようとする。 何で男の愛で自我に気づくの? いやそれはあるだろ...

里中満智子の歴史ものは、少女マンガ史のひとつの領域だと思う。 団塊の世代の自立した女性が描く、女性の自立の物語。 強く賢く美しい母。親に望まれない平凡な私。 それが男の愛を得て自己を強化し母とは違う道で自分を確立しようとする。 何で男の愛で自我に気づくの? いやそれはあるだろうけど、そこで結局「女になって初めて幸せって何かわかったの…」的な女って、これって団塊フェミニストが一番嫌う女性像じゃないのか?ジェンダー観は非常に前時代的というか、こういうしおらしい「可愛い女」と「ウーマンリブ!」みたいな自立した女性という理想像を、いったいどう落とし前つけてるんだろう。(ああ、だいたいは「王族の誇り」かな…) まぁ描いてる時代がそうだから当然といえば当然なんですけど。 そういう描き方しかされないから、歴史モノをやっているのか?なんて失礼なことを考えたり。 大河ドラマとしては面白いんだけど、団塊フェミニストのお姉さま方の奮闘により男女平等で育てられた世代の私には、恋愛モノとしてはまったく共感できん。 里中満智子は人物の鼻が大きくなってくる絵の変化につれて物語も説明的なせりふと流れだけを追う展開になって、どうも読みにくくなってきたなと「天上の虹」で感じていたけど、この作品はその過渡期のようだ。 私が子どもの頃衝撃を受けた里中満智子はもういないのかな… ところで宗教についてこれだけ主題化したマンガも珍しいかも。ただし、これまたこの世代の近代主義者たちの宗教=キリスト教的な宗教観は大いにある。「こうあるべき!」という威勢だけよくて、実態について全く自省されてないもやもや感。里中作品に限らず、親世代以上にはすごく感じる。

Posted by ブクログ

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