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アトンの娘(文庫版)(3) ツタンカーメンの妻の物語 中公文庫C版
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2003/11/21 |
| JAN | 9784122042971 |

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アトンの娘(文庫版)(3)
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
里中満智子さんによる、30年以上前の作品。 古代エジプトの物語は実写も難しく、当時の習慣や思想、人名等も混乱しがちなのでコミックはとても分かりやすかった。 ネフェルティティの娘であり、ツタンカーメンの妻であるアンケセナーメン。 やはり、胸像やマスクのようないかにも《古代エジ...
里中満智子さんによる、30年以上前の作品。 古代エジプトの物語は実写も難しく、当時の習慣や思想、人名等も混乱しがちなのでコミックはとても分かりやすかった。 ネフェルティティの娘であり、ツタンカーメンの妻であるアンケセナーメン。 やはり、胸像やマスクのようないかにも《古代エジプト》的な学術的にも優れた資料がないと、世界史を選択しなかった自分のようなタイプなど多くの人にはイマイチ知名度がない。知らなかったし。 最終的に、あれだけ反発していた母・ネフェルティティと同じ一神教の世界を目指す姿勢は信念とともに健気にも思えた。 〜この世には、納得できないことはたくさんある。 知恵でも、経験でも、努力でも、納得できないことをすべて、神の存在ゆえにすれば、何もかもすっきりする。 あーそういうことなのね。 理不尽でも報われなくても、悔しくても悲しくても 神様のご意志によるもの。 ってことで解決させる。 ざっくりいうと 本当にそう?そうじゃないでしょ。と言いたかったアンケセナーメン。 今風に言えば親ガチャの当たり外れ、献金、お布施問題、それによって私服を肥やす神官たちの悪どさもしっかりと描かれている。 多くの民が感じる理不尽を納得させるシステムが信仰か? 多神教(アメン)、一神教(アトン)、全く別の対極とも言える信仰。 現代では、どちらも 《古代エジプトにおける、信仰の種類(の学問)》に過ぎないのだろうが 神というざっくりした視点では変わらないんだな
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里中満智子の歴史ものは、少女マンガ史のひとつの領域だと思う。 団塊の世代の自立した女性が描く、女性の自立の物語。 強く賢く美しい母。親に望まれない平凡な私。 それが男の愛を得て自己を強化し母とは違う道で自分を確立しようとする。 何で男の愛で自我に気づくの? いやそれはあるだろ...
里中満智子の歴史ものは、少女マンガ史のひとつの領域だと思う。 団塊の世代の自立した女性が描く、女性の自立の物語。 強く賢く美しい母。親に望まれない平凡な私。 それが男の愛を得て自己を強化し母とは違う道で自分を確立しようとする。 何で男の愛で自我に気づくの? いやそれはあるだろうけど、そこで結局「女になって初めて幸せって何かわかったの…」的な女って、これって団塊フェミニストが一番嫌う女性像じゃないのか?ジェンダー観は非常に前時代的というか、こういうしおらしい「可愛い女」と「ウーマンリブ!」みたいな自立した女性という理想像を、いったいどう落とし前つけてるんだろう。(ああ、だいたいは「王族の誇り」かな…) まぁ描いてる時代がそうだから当然といえば当然なんですけど。 そういう描き方しかされないから、歴史モノをやっているのか?なんて失礼なことを考えたり。 大河ドラマとしては面白いんだけど、団塊フェミニストのお姉さま方の奮闘により男女平等で育てられた世代の私には、恋愛モノとしてはまったく共感できん。 里中満智子は人物の鼻が大きくなってくる絵の変化につれて物語も説明的なせりふと流れだけを追う展開になって、どうも読みにくくなってきたなと「天上の虹」で感じていたけど、この作品はその過渡期のようだ。 私が子どもの頃衝撃を受けた里中満智子はもういないのかな… ところで宗教についてこれだけ主題化したマンガも珍しいかも。ただし、これまたこの世代の近代主義者たちの宗教=キリスト教的な宗教観は大いにある。「こうあるべき!」という威勢だけよくて、実態について全く自省されてないもやもや感。里中作品に限らず、親世代以上にはすごく感じる。
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