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カムイ伝 第二部(3) ゴールデンC
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 1990/04/28 |
JAN | 9784091711038 |
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カムイ伝 第二部(3)
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第三章「佐渡守」(3巻-4巻)。ここから本格的に人間世界に舞台を移す。佐渡守の望みは書付のエピソードで明らか。望月藩を我が物にするということだ。そのために、望月の小姓組頭の団織部之助の殺害を試みる。しかし、その話は一旦切れてそれ以上は展開しない。第三章は、ずっとあの日置大一揆を治...
第三章「佐渡守」(3巻-4巻)。ここから本格的に人間世界に舞台を移す。佐渡守の望みは書付のエピソードで明らか。望月藩を我が物にするということだ。そのために、望月の小姓組頭の団織部之助の殺害を試みる。しかし、その話は一旦切れてそれ以上は展開しない。第三章は、ずっとあの日置大一揆を治めた錦丹波とその娘鞘香と農民の娘加代を中心に話が進むのである。久しぶりの笹一角(草加竜之進)も登場して、カムイ伝ファンはドキドキしたと思うが、もはやかつての主人公(カムイ伝には正助、竜之進、カムイと3人の主人公がいた)竜之進に仇を討つ敵はいない。また、自ら藩主になって理想の政治を行うのは1度失敗している。自らの役割を見つけることの出来ぬ、単なる「黒子」としか役割を持てないのである。 岡本鉄二の画は、この頃縦横無尽に描かれている。農民の生活描写も、第1部よりも遥かに細密になっている。返す返すも、彼の早逝が悔やまれる。 この章で、草加竜之進の1部における活躍、また「傷魂(きず)踊り」の節に絡めて、正助たち農民の経過、また「舌を切られた正助に怒り、農民たちがなぶり殺しにしてしまった」という「伝説」を紹介する。それは既に非人たちの「踊り」と祭り化しており、かなりの歳月が経ったことを示している。更に言えば、「影衆」の存在も明らかにされる。竹間沢の庄屋、そして苔丸が影衆として、五百棲(いらず)ケ原に大量の米を隠匿しているということも、明らかにされるが、第二部において再び大一揆は起きないので、このエピソードは今のところ不発に終わっている。しかし、実はこの部分はかなり重要な部分なのではないか?とわたしは思っている。第二部は、既に第一部の「志」は無くなったという評価が多く見られるのだが、わたしはこの時まで、第二次日置大一揆を想定していたのではないかと思っている。なぜならば、「影衆」とは、白土三平における「柳生武芸帳」の革命集団、「風魔」の労組集団、に継ぐ、白土三平における「世直し」の「手段」だからである。これについては、また後で書く。 ここで、鞘香と加代を中心に描かれているが、この2人が第二部で再び登場することはむつかしかった。いったいどういう未来が構想されていたのか?これも残念という他は無い。
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