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とはずがたり(文庫版) マンガ日本の古典(文庫版)13 中公文庫C版
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2000/04/21 |
JAN | 9784122036390 |
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とはずがたり(文庫版)
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
一番ドロドロとした作品だと思う。 読み終えた達成感や、満足感よりも胸糞悪い感じが残ってしまうがまたそれがいい。 二条の情の弱さに所々苛立ちを覚える。 御所様に対しては他の阿闍梨や実兼様よりも良くは見ていなかったはずなのに出家し、少し御所様に愛情深いことを言われただけで靡いてしまう...
一番ドロドロとした作品だと思う。 読み終えた達成感や、満足感よりも胸糞悪い感じが残ってしまうがまたそれがいい。 二条の情の弱さに所々苛立ちを覚える。 御所様に対しては他の阿闍梨や実兼様よりも良くは見ていなかったはずなのに出家し、少し御所様に愛情深いことを言われただけで靡いてしまう。 傷を覆っている瞬間の二条の弱さが様々なところで垣間見れる。 また、一番不便なのは兼実である。 いちばん純粋に一途に愛していてくれたのにも関わらず、阿闍梨や亀山天皇、さらにはいきなり出てきた大殿とまで契りを交わし、実兼は振り回れる一方である。 そして、やっぱり最後に会いたいと二条は実兼に会いに行く。 すべての人を蔑ろに扱うと最期には自分一人が残され、女同士の仲間も少ない惨めな姿を見て取れる。 とはずがたりは謂わば恋愛の反面教師的な役割として、自分の罪深い人生(だいぶ自慢混じりの)を送った二条だからこそ後世に伝えられることが数多くあると思い、この作品を残したのかもしれない。
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入門編としてちょうどよかった。人物関係もよくわかり、自分の人生を男によって左右されてしまう、それでもその中でなんとか生きていく姿が感じられた。次は文章で読みたい。 二条のことが好きなのに、目の前で他の女と交わる際の宿直にさせたり、他の男に貸したりする後深草院の業の深さったら。 な...
入門編としてちょうどよかった。人物関係もよくわかり、自分の人生を男によって左右されてしまう、それでもその中でなんとか生きていく姿が感じられた。次は文章で読みたい。 二条のことが好きなのに、目の前で他の女と交わる際の宿直にさせたり、他の男に貸したりする後深草院の業の深さったら。 なかなかに乱れ絡み合った男女関係なのだが、終盤の「私はそんな自分を肯定するしか生きる術がなかった。否定したら死んでいた」が重い。
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日本の古典シリーズのマンガです。このシリーズの中でももっとも好きなのが、この「とはずがたり」と「和泉式部日記」。どちらも平安の女性の物語です。そうぜつな恋のものがたり。
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