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ポストコロニアリズム 1冊でわかる
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ポストコロニアリズム 1冊でわかる

ロバート・J.C.ヤング(著者), 本橋哲也(訳者)

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ポストコロニアリズム 1冊でわかる

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2005/03/25
JAN 9784000268783

ポストコロニアリズム

¥1,485

商品レビュー

3.5

5件のお客様レビュー

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2018/01/02

理論の説明ではなく、具体的な事例からポストコロニアリズムについて述べた本。植民地主義の行状をこれでもかと披露していくあたり、これは改めて知っておくべきで読んで良かった。しかし後半、植民地時代後のポストコロニアリズムの必要性について熱く語るところは60年代くらいからの政治運動に依拠...

理論の説明ではなく、具体的な事例からポストコロニアリズムについて述べた本。植民地主義の行状をこれでもかと披露していくあたり、これは改めて知っておくべきで読んで良かった。しかし後半、植民地時代後のポストコロニアリズムの必要性について熱く語るところは60年代くらいからの政治運動に依拠していて、現状分析と理論が弱いように思う。2,000年頃までの内容だから、その後に関しては再考が必要というところなのかも。個人的にはポストコロニアリズムがこの本そのままならば少し失望する。強者と弱者の分断を助長するものだと思うから。

Posted by ブクログ

2017/05/03

「1冊でわかる」シリーズの「グローバリゼイション」が結構分かりやすかったので、ついでにこちらも読んでみる。 ポストコロニアリズム。といえば、昔、読んだというか、大学で読まされたエドワード・サイードの「オリエンタリズム」くらいしか、イメージがなくて、旧植民地の被支配側から見た世...

「1冊でわかる」シリーズの「グローバリゼイション」が結構分かりやすかったので、ついでにこちらも読んでみる。 ポストコロニアリズム。といえば、昔、読んだというか、大学で読まされたエドワード・サイードの「オリエンタリズム」くらいしか、イメージがなくて、旧植民地の被支配側から見た世界、ということかなー、という程度の漠然とした理解のもとに読み始める。 おおざっぱには、そんな感じなんだけど、「オリエンタリズム」を読んだときの理論的というか、批評的な感じとは、かなりこの本違う。 多分、これってこの本の特色で、ポストコロニアリズムの一般の特色ではないんだろーな、とは思うのだが、この本、現場感がすごい。 世界のさまざまな現場、そして歴史的なエピソードをコラージュしつつ、積み上げることによって、ポストコロニアルな問題意識のあり方を浮かび上がらせる。 これをもって、結局、ポストコロニアリズムなるものが何なのかは、よく分からなかったが、「オリエンタリズム」を再読するとともに、スピヴァクの「サバルタンは語る事ができるか」なる本を読まなきゃいけない、ということが分かった。 ちなみに、私は、年末は、結構、マーラーの交響曲とか聴くことが多いのだが、マーラー聴きながら、この本読むとすごく違和感があった。マーラーって、結構、雑食的なコラージュ音楽と思っているのだけど、この本読んでいると、まさに西欧的にきっちり構築されたものであることが分かった。 で、なんとなく、アラブ歌謡とか、アルジェリアのライとか、聴き始めたら、本のなかでもライについてかなり詳しく論じられていて、面白かった。

Posted by ブクログ

2013/09/07

130907 中央図書館 普段は読まない分野の本でも、たまには手を伸ばしてみた。 学術書ではなく、啓蒙書なので、難しい理論はでてこない。植民地・帝国主義が、今でも世界を覆っており、世界のいたるところでマージナルに追いやられて土地を失った民族、人々がいる。そのことを忘れるなというメ...

130907 中央図書館 普段は読まない分野の本でも、たまには手を伸ばしてみた。 学術書ではなく、啓蒙書なので、難しい理論はでてこない。植民地・帝国主義が、今でも世界を覆っており、世界のいたるところでマージナルに追いやられて土地を失った民族、人々がいる。そのことを忘れるなというメッセージ色の強いものになっている。世界のあちこちの悲惨な現実がフラッシュで流れていき、抑圧と抵抗の歴史の解説が伴走する。 たしかに、MBAや知的生産効率や自己啓発などにゲームのように興ずる世界とは、別の世界が、地球上にはある。普段見ている世界が反転して、向う側で目撃者となって物事をとらえなおす必要性、そういったものを感じさせる。

Posted by ブクログ

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