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グレート・インフルエンザ
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グレート・インフルエンザ

ジョンバリー(著者), 平沢正夫(訳者)

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グレート・インフルエンザ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 共同通信社
発売年月日 2005/03/18
JAN 9784764105508

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商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

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2021/08/13

100年前のいわゆる”スペイン風邪”(スペインで始まったわけじゃないのにね)の実態や科学者たちを描くが、今となっては、予言のようでさえある。人ごみを避けよという勧告や、過小に抑えられる情報、「スペイン風邪は昔の流感にほかならない」と言い切る大佐、瞬く間に医師や看護師や病床が足りな...

100年前のいわゆる”スペイン風邪”(スペインで始まったわけじゃないのにね)の実態や科学者たちを描くが、今となっては、予言のようでさえある。人ごみを避けよという勧告や、過小に抑えられる情報、「スペイン風邪は昔の流感にほかならない」と言い切る大佐、瞬く間に医師や看護師や病床が足りなくなり…って、あれ?今の話?と何度も目を凝らしてしまう。 その後インフルエンザは監視されてきたし、医学も科学も大きく進歩しているはずだよね。進歩してないのは、科学者の声に耳を傾けず有効な手をしっかり打たない(打てない)為政者か。

Posted by ブクログ

2020/12/19

100年前に世界が経験した「スペイン風邪」パンデミックでは、控えめに見積もって2100万人が命を落としたという。新型コロナとは原因となるウイルスは異なるが、肺炎を起こすことといい、伝染の仕方といい、似ている点も多い。コロナ前に書かれた本なのに(日本語版は2005年)、最近聞いたよ...

100年前に世界が経験した「スペイン風邪」パンデミックでは、控えめに見積もって2100万人が命を落としたという。新型コロナとは原因となるウイルスは異なるが、肺炎を起こすことといい、伝染の仕方といい、似ている点も多い。コロナ前に書かれた本なのに(日本語版は2005年)、最近聞いたような話が頻出するのでぞっとした。サイトカインストーム、肺炎が急激に悪化して亡くなる患者がいること、出かけたり集まったりすることを避けること、マスクの着用が推奨されたことなど。 当時と今では医療技術は桁違いだが、現時点で原因になるウイルスに対する直接の対抗手段(治療薬など)がない点は同じだ。最近の報道では新型コロナによる全世界での死者が160万人を超えたという。ワクチンの完成を待つしかなく、それまでは(おそらくはワクチン登場後も当面は)科学的な根拠に基づく行動制限や留意点(手洗いやマスクなど)を徹底するしかない。本書で描写されるパンデミック下のフィラデルフィアの様子は、まるでホラー小説だ。まさかここまで、とは思いながら、絶対ないとは言い切れないのが怖い。 新型コロナ対策では経済活動との両立がジレンマとなっている。経済を優先してロックダウンなどの措置を行わなかったブラジルの死者数は米国についで世界で2番めに多くなり、日本では自治体などが外出や飲み会の自粛を呼びかける一方で、GoToなんとかで旅行や外食を推奨するという傍目で見てもわけのわからないことになっている。同様のジレンマはスペイン風邪パンデミックでも起きた。当時は第一次世界大戦の真っ最中で、戦争というのは徴兵や宿舎や移動で典型的な「三密」状況を作り出す。そこで感染爆発が起きたのに、戦争はやめられない。やめたら負けてしまうからだ。 結果としてスペイン風邪パンデミックは史上最悪の大惨事となった。 今回は少なくとも世界大戦のさなかではない。各国それぞれの思惑はあるにしても、情報を隠したり、邪魔をしあったりする必要がない分、100年前よりはましになると信じたい。 なお、本としては読みにくい。分厚い本だが、あれこれ詰め込みすぎてまとまりがなく、掘り下げはいまいち。

Posted by ブクログ

2014/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1918~1920年に起きたインフルエンザの史上最悪のパンデミック(通称スペイン風邪)を、第二次世界大戦という社会的背景や、原因究明に必死に取り組む科学者たちの戦いから描きだした壮絶な記録。読み応えある539ページ。 疫学的な知見がだんだんと明らかにされていくドラマを期待していたのだが、それよりもそれぞれの人物の心理ととった行動を追うことを重視しており、求めていたものは得られなかった。多くの人物が時系列を前後して入り乱れるので、なかなか流れを把握しずらかった。(原文のせいか訳文のせいかわからないが、一文一文はあまり意味をとりやすい文章ではなかった…。全体としては、門外漢にもわかりやすく、簡単に読み進められた。) このインフルエンザがここまで感染拡大した理由として、①第二次世界大戦のため兵士のキャンプ間・国間での移動がたくさんあった。②ウイルスの流入を阻止する水際の対策や、極度に高密度で劣悪な環境の改善がなされなかった。(感染者を乗せたままの船の入港、兵士をすし詰めにして運んだ列車など) このインフルエンザの特徴として、20代~40代の若者の死亡率が特に高かったことが挙げられる。これは、若者の免疫システムが新しいウイルスを駆逐しようとして過剰に反応し、自らの体を破壊してしまったためだと考えられる。 戦時ムードの中、科学者たちの忠告を無視して自由国債パレードを強行してしまったがために最悪のエピデミックを引き起こしてしまったフィラデルフィアの大失敗や、病気の危険性を軽視し、真実を伝えず過剰に安全を訴えることでむしろ人々の恐怖を煽ったメディアなど、これから起こりうるパンデミックをひかえて、学ぶことはたくさんあると感じた。 2014年現在、アフリカに端を発するエボラ出血熱の大流行が、パンデミックの様相を呈してきている。惨禍を繰り返さないためにも、過去から学びたい。

Posted by ブクログ

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