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エリアマネジメント 地区組織による計画と管理運営
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 学芸出版社 |
発売年月日 | 2005/04/10 |
JAN | 9784761523602 |
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商品レビュー
3.4
5件のお客様レビュー
現在まで続くエリアマネジメントブーム(?)の火付け役とされている本。 蓋を開けてみれば個別事例の寄せ書きなので、何か有益な知見を得られるかといえばそうでもありません。 大規模プロジェクトをきっかけにしたエリアマネジメントと、中心市街地におけるエリアマネジメントを一括りにすることに...
現在まで続くエリアマネジメントブーム(?)の火付け役とされている本。 蓋を開けてみれば個別事例の寄せ書きなので、何か有益な知見を得られるかといえばそうでもありません。 大規模プロジェクトをきっかけにしたエリアマネジメントと、中心市街地におけるエリアマネジメントを一括りにすることに強引さを感じます。特に、後者の事例一つ一つの紹介の解像度はお粗末なレベル。 常識として知っておくべき事例は押さえておく必要があるかと思いますが。 ただ、エリア(ここでは街区群のこと)単位でまちづくりを進める有効性や必要性、維持管理までを考える必要性については議論の余地がないでしょう。 地区が多いことで、「みんな頑張っているんだな」と、モチベーションを刺激される効果はありました。 行政や民間企業の動きを待たないまでも、一就業者や住民の発意が、いつしか地域を巻き込んで、エリアマネジメント的な動きになっていくストーリーが増えることを期待しつつ、自分もそんなムーブメントを一つは起こしたいな、と感じたものです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
エリアマネジメントの事例を海外、国内でいろいろ挙げている。 どの活動も課題は人とお金。 東京の新しい歳づくりビジョン(2001)ですでにBIDの必要性が言われていた。 マネジメントには、2つのタイプがある。一つはまちづくり会社型で、主体をはっきりさせ、自己責任の活動を志向する。出資者が債務責任を負いながらスピード感を持って展開する。もう一つはワークショップ型で、多くの人が関わり、充実感や満足感を重視する。
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都市の持続可能性を図っていくためには永続的なマネジメントの必要性がとわれている。そのための手法として、エリアマネジメントが注目されているが、それを丁寧に解説している。現在の都市づくりの状況は2文されており、1つはグローバル・地域内における競争時代に積極的に都市の質を高める都市づく...
都市の持続可能性を図っていくためには永続的なマネジメントの必要性がとわれている。そのための手法として、エリアマネジメントが注目されているが、それを丁寧に解説している。現在の都市づくりの状況は2文されており、1つはグローバル・地域内における競争時代に積極的に都市の質を高める都市づくり(=都市再生)、もうひとつが衰退しえいる地域を再生する都市づくり(=地域再生)の大きく2つに分けて、それぞれにおけるエリアマネジメントのあり方を整理している。また、開発パターンを、大規模跡地型、混在市街地型、成熟市街地型の3パターンに分けて、特徴点と課題点が整理されている。 エリアマネジメントにおける大きな論点の1つは、行政と民間との役割分担であろう。とりわけ、既成市街地での開発では、地権者の思惑が絡み合いうとともに、事業者や住民など、様々な主体が関わり、調整が困難である。今までのディベロップメントによる都市づくりでは行政がビジョンを示して、それにそって事業展開していくことが多かった。しかし、エリアマネジメントにおいても、行政が「このようにマネジメントしてください」といって、まちにお願いしてやっていただく手法は、永続性が担保されない。まちに居る地権者、事業者、住民の自治意識を高めていくことが必要である。それが芽生えるまでは時間の要するが、息の長い取り組みが必要だと思う。
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