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「未来の学び」をデザインする 空間・活動・共同体
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「未来の学び」をデザインする 空間・活動・共同体

美馬のゆり(著者), 山内祐平(著者)

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「未来の学び」をデザインする 空間・活動・共同体

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京大学出版会
発売年月日 2005/04/20
JAN 9784130530781

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商品レビュー

3.8

11件のお客様レビュー

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2015/05/28

いろいろな学び方があります。一人で黙って集中して考えることも必要でしょう。一斉の講義を受けることで知識を蓄えていくことも必要でしょう。しかし、本書では今までと少し違った学びのスタイルを紹介しています。「総合的な学習の時間」の取り組みもその一つです。オープンスペースで一方通行ではな...

いろいろな学び方があります。一人で黙って集中して考えることも必要でしょう。一斉の講義を受けることで知識を蓄えていくことも必要でしょう。しかし、本書では今までと少し違った学びのスタイルを紹介しています。「総合的な学習の時間」の取り組みもその一つです。オープンスペースで一方通行ではなく対話の中から得られる創造的な学びがあります。その授業と関係ない人間が通り過ぎるときにふと興味を持つこともあるでしょう。閉じた教室ではないので、教員同士も刺激が多いようです。創造的な仕事をして行くにはこういった環境が適しているかも知れません。しかしそこに到達するまでの基礎的な計算力や語学力はやはり一斉授業での訓練で得られるような気もします。いろいろな教育のスタイルを臨機応変に使いこなす必要があるのでしょう。ところで本書で紹介されている「はこだて未来大学」ではコンピュータや複雑系(カオス・フラクタルなど)の研究を行っています。非常にユニークな大学ですし、教授陣もけっこうおもしろそうです。本書のあとがきでその未来大学の立ち上げに参加したヒレル・ワイントラウブさんが紹介されています。実はこの方は私の高校時代の英語の先生でした。同姓同名かなと思いながらホームページで顔写真を確認したところ、間違いなくご本人でした。残念ながら最近(2005年5月)退官されたそうですが、いい仕事をされていたんだなあと、他人事ながらちょっとうれしく思います。どこかでお会いしたら、どんなようすだったかお伺いしたいものです。

Posted by ブクログ

2014/03/19

知識伝達(獲得)モデルに応じた学習環境デザインから知識構成モデルに応じた学習環境デザインへ。ここで必要なのは自らの活動,他者との交流,適切な課題である。さらにそれらを自由に行える空間と新しい学習観に基づく価値観の共有が必須かな。

Posted by ブクログ

2013/04/06

未来の学びのキーワード:空間・活動・共同体 美大の学習と通常の学習の違い ・アトリエ的学習空間の利用 ・リフレクションの実施 ・ポートフォリオの制作 グループ学習教室の本質:机や椅子が動いて、人数や活動に応じて変形できること 学習メタファーの比較 参加メタファー/獲得メタフ...

未来の学びのキーワード:空間・活動・共同体 美大の学習と通常の学習の違い ・アトリエ的学習空間の利用 ・リフレクションの実施 ・ポートフォリオの制作 グループ学習教室の本質:机や椅子が動いて、人数や活動に応じて変形できること 学習メタファーの比較 参加メタファー/獲得メタファー 学習の目標:共同体の構築/個人の知識の豊かさ 学習:共同体の参加者になること/あることを獲得すること 生徒:共同体の周辺的参加者/知識を与えられる受領者 教師:熟達した参加者(先輩)/知識の提供者 知識、概念:共同体における実践、語り、活動/所有物 知ること:共同体に属し、参加しコミュニケートすること/所有しようとすること 認知的徒弟制度の4段階 ①モデリング(模範の提示と目的の認識) ②コーチング(親方による個別指導) ③スキャフォルディング(ひとりだちのための足場作り) ④フォーディング(援助の減少とひとりだち) 実践共同体(共同事業を行うために集まった人々の集まり) ①相互の従事 ②共同の事業 ③共有された集積物 共同体参入への三形態 ①周辺:例)プロの科学者のセミナーに参加した学生の集まり ②重なり:例)遠隔地の小学校同士の共同研究 ③境界実践:例)地方局と学校でが共同で番組を制作 ■学習環境をデザインする際の留意点 【活動】 ・活動の目標が冥界であること ・活動そのものにおもしろさがあること ・葛藤の要素がふくまれていること 【空間】 ・参加者全員にとって居心地の良い空間であること ・必要な情報や物が適切な時に手に入ること ・仲間とのコミュニケーションが容易に行えること 【共同体】 ・目標を共有すること ・全員に参加の方法を保証すること ・共同体のライブラリーを作ること

Posted by ブクログ

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