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イソップ物語
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イソップ物語

イソップ(著者), フランシスバーンズマーフィー(編者), 天野裕(訳者), ローワンバーンズマーフィー

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イソップ物語

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文溪堂/
発売年月日 2005/03/01
JAN 9784894234024

イソップ物語

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2011/05/16
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※このレビューにはネタバレを含みます

言わずと知れた名作、イソップ物語。この前読んだ「マイ・ゴール」で、読むべき10冊の中に入っていたので早速読んでみました。 紀元前6世紀にイソップという実在の人物によって書かれたらしいです。彼はギリシャに連れてこられた奴隷だったとか。 今年の目標読書300冊を目指すにあたり、「最近簡単な本しか読んでなくない?」と突っ込まれることが増えてきました。ここで更にイソップ物語なんて、余計に突っ込まれそうですが、イソップ物語を甘く見ちゃいけません。子供向けの絵本と言うイメージで広まっていますが、原文は大人にも響く教訓集となっています。 実際に甘っちょろいファンタジーな雰囲気はありません。決して感動やお涙頂戴の方向に持っていくことなく、淡々と現実世界の有様が描かれています。 それぞれの話は非常に短いですが、色々な解釈ができます。僕は別の解説書も読んだのですが、解説はないほうがいいなと思いました。解釈は人それぞれ。他の人がどの話に興味を持つか知りたくなりました。 僕が好きな話をいくつか紹介します。以下、一部は本書からそのままの引用です。 ■カニとカニの子 母さんカニと子供カニたちが一緒に歩いてました。 母さんカニは子供カニがまっすぐ歩かないのが不満で、まっすぐ歩きなさいと言いました。 そしたら子供カニたちが言いました。 「じゃあお母さんがまっすぐ歩いてみせてよ。真似するから。」 ■病気のライオン 年老いて体が弱くなったライオンは、洞窟に入って病気のふりをすることにした。そうすれば様子を見に来た動物を食べられるから。 実際にこれはうまくいき、様子を見に来た動物が近づくと、どんどん食べていきました。 ある日、キツネがやってきて、ライオンの届かないところで、ライオンに具合はどうかと尋ねました。ライオンはもっと近くにきてといいました。 するとキツネは、「やめておくよ。この中に入っていく足跡は沢山見たけど、出てきた足跡は一つも見えないからね。」 ■二人の旅人とオノ 旅人が二人歩いていると、オノが落ちていました。 一人が、それを拾って言いました。 「見ろよ、おれが見つけたものを!」 その日おそく、大きな男が追いかけてきて、そのオノは自分のもので盗まれたものだと怒って言いました。 オノをひろった旅人が、 「僕たちは困ったことになった。」と心配そうに言いました。 すると、もう一人の旅人が言いました。 「僕たちじゃないだろう。オノは、分け合おうとしなかったのに、困ったことだけ分け合おうなんてふざけろ」

Posted by ブクログ

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