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万博幻想 戦後政治の呪縛 ちくま新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 2005/03/10 |
JAN | 9784480062260 |
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万博幻想
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商品レビュー
4.6
6件のお客様レビュー
都市発展史や土地ネタを探す上で、その都市が「最も輝いていた時」を探すことも大事だが、その逆を掴むことも肉付けで重要となる。 この本も「突き放された」側を追いかけた作品。 冒頭は必見。
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[ 内容 ] 高度成長の頂点を象徴する大阪万博から数え、二〇〇五年の愛知万博は日本で開催される五度目の万国博覧会である。 その間、万博は一貫して、豊かさへの大衆的な欲望と国家の開発主義政策との癒着を可能にする仕掛け―万博幻想―として機能してきた。 本書は、こうした「幻想」を広く長...
[ 内容 ] 高度成長の頂点を象徴する大阪万博から数え、二〇〇五年の愛知万博は日本で開催される五度目の万国博覧会である。 その間、万博は一貫して、豊かさへの大衆的な欲望と国家の開発主義政策との癒着を可能にする仕掛け―万博幻想―として機能してきた。 本書は、こうした「幻想」を広く長く作用させてきた「政治」の場としての万博の内実とその行く末を、国家と地方行政、財界、知識人そして大衆の間に繰り広げられるせめぎ合いに焦点を当てることで浮き彫りにする試みである。 [ 目次 ] 序章 戦後政治と万博幻想 第1章 成長のシンボルとしての万博―東京五輪から大阪万博へ 第2章 沖縄海洋博という分身―「本土復帰」と万博幻想 第3章 学園都市と科学万博―つくば科学博と幻想のほころび 第4章 Beyond Development―愛知万博の転変と選択 終章 万博幻想と市民政治 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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近代知の可能性を誇らしげに歌った高度な理念テーマが、実際の企画運営や地域/産業/国家との政治折衝で、ことごとく挫折/変容していった「知識人」連敗戦歴。経済界のスーパー・プラグマチィズムとそれを軽蔑する知識人という埋まる事の亡い齟齬。動員される下部構造として国民という位置づけが、時...
近代知の可能性を誇らしげに歌った高度な理念テーマが、実際の企画運営や地域/産業/国家との政治折衝で、ことごとく挫折/変容していった「知識人」連敗戦歴。経済界のスーパー・プラグマチィズムとそれを軽蔑する知識人という埋まる事の亡い齟齬。動員される下部構造として国民という位置づけが、時代変遷により市民にとっての参画意義/意志を重要視せざるをえなくなり混迷をふかめていった愛知万博の例をひいて、無数のサブ政治台頭とそのネットワークに依る多面的越境に可能性を見いだす。
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