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北朝鮮外交の真実
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 2005/04/25 |
JAN | 9784480863645 |
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p.48 本当に必要な「情報(インテリジェンス)」: ①その「インテリジェンス」が「作られた事実」を伝えるものなのか、「ありのままの事実」を伝えるものなのかを識別する能力(リテラシー)を持っていること[...] ②「インテリジェンス」を「検証」する手段を直接・間接的に有していること[...] ③「インテリジェンス」は「真実の伝達」だけではなく「操作」のための手段でもあり、その意味で、友人であっても「操作」の魔の手を持っている危険性があることを常に意識していること
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キーワードとしてはHUMINT、人的ネットワークといったところか。経済感覚・損得勘定とネットワーク概念がこの筆者の発想の根本にあると考えられる。 外交と民主主義の折り合いをどうつけるかに関しては、実務経験のある筆者はマスコミ、情報の媒介者に着目してなかなか興味深い考察を行って...
キーワードとしてはHUMINT、人的ネットワークといったところか。経済感覚・損得勘定とネットワーク概念がこの筆者の発想の根本にあると考えられる。 外交と民主主義の折り合いをどうつけるかに関しては、実務経験のある筆者はマスコミ、情報の媒介者に着目してなかなか興味深い考察を行っている。 ただ、問題点。相手国のメディアへの働きかけを議論の中心に据えているが、メディアが国家によって統制されている国に対してはどのように働きかけるのか?逆に相手の防諜にひっかかることになるのではないかという疑問が一点。二点目は、相手側からの働きかけに対する防衛策として、同国人同士での「共感」の共有と述べている。まぁ日本ならそういう議論はありかなと思ったりしなくもないが、transnationalな移動が増えるこのご時勢にどうなんでしょ。しかもその共感があれば他国による世論への働きかけは排除できると言ってるが、これは微妙だなぁ。なんらかの価値が絶対化されかねない。 総じて、学術書としてはとんでも本の域を出ない。しかし、外交に携わったものが持つ今の日本に対する違和感・問題意識などが窺い知れる。そういう意味では読む価値あり。 ※外務省志望者には薦めません
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