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トリポッド(3) 潜入 ハヤカワ文庫SF
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房/ |
発売年月日 | 2005/03/15 |
JAN | 9784150115067 |
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トリポッド(3)
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商品レビュー
3.7
7件のお客様レビュー
ちょっと気になったの…
ちょっと気になったのは、主人公達が全く家族のことを思い出さない点。トリポッドのことばかりに気がいってて、この年代なら多少故郷を懐かしく思ったり、親に会いたいって思ったりするものなのに、それだけ個々の背負った課題が大きいってことでしょうか。
文庫OFF
ジョブナイルだがシリアスな面もあり大人でも読める 表紙 7点西島 大介 中原 尚哉訳 展開 6点1967年著作 文章 6点 内容 659点 合計 678点
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題名と表紙の絵からわかる通り、エイリアンの住む街に我らが主人公が潜入する物語……なんですが、一巻目のレヴューにも書いたように、このシリーズの〈外敵〉のモデルは日本人かもしれません。You only live twice! 今度の話はミッション・インポッシブルなスパイ大作戦でありま...
題名と表紙の絵からわかる通り、エイリアンの住む街に我らが主人公が潜入する物語……なんですが、一巻目のレヴューにも書いたように、このシリーズの〈外敵〉のモデルは日本人かもしれません。You only live twice! 今度の話はミッション・インポッシブルなスパイ大作戦であります。 1930年代の魔都・上海(シャンハイ)の租界の中で、白人の少年が召使となって日本人の屋敷に潜入、〈世界最終戦争〉のたくらみを知る。果たしてこの情報を持ち帰ることができるのか……なんてな話を未来が舞台のSF仕立てにした感じですかね。いやおもしろい。読みながら息が詰まる思い連続の傑作です。 この小説は〈世界が揺れた〉1960年代末の作ということですが、こういう話はその時代のイギリス人やフランス人にしか書けないかもしれません。ピエール・ブールの『猿の惑星』が実はそれまで奴隷にしていた有色人種に白人が奴隷化される話であるように、同じ頃に書かれたこれもクワイ河の日本人を仮想敵国にしている。黄色い猿だと思っていた連中に上に立たれてたまるものか――なんて、そんな考えで書かれたものではないのかと。読んでいてそんな気がします。 でもまあ、日本もその頃に、『冒険者たち』なんて本を子供に読ませていたわけだから、お互い様というとこでしょう。『ガンバの冒険』の原作ね。〈白イタチのノロイ〉のモデルは絶対に、かつての白人アジア植民地領主ですよ。『ガンバ』も昭和の日本人しか作れぬ話かもしれませんね。
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