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十八史略(上) 激動に生きる強さの活学 PHP文庫現代活学講話選集1
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所/ |
発売年月日 | 2005/03/16 |
JAN | 9784569663234 |
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十八史略(上)
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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
安岡正篤の「十八史略」の解説本で、本書はその上巻。周の滅亡まで。 史記から宋代までの17の中国の正史と、当時の資料を寄せ集めて作った、ダイジェスト本が十八史略である。 もともと、史記から始まる中国の正史は、紀伝体という司馬遷が始めたスタイルでかかれている。 本紀:支配者の歴...
安岡正篤の「十八史略」の解説本で、本書はその上巻。周の滅亡まで。 史記から宋代までの17の中国の正史と、当時の資料を寄せ集めて作った、ダイジェスト本が十八史略である。 もともと、史記から始まる中国の正史は、紀伝体という司馬遷が始めたスタイルでかかれている。 本紀:支配者の歴史 列伝:それ以外の者、遊侠などのテーマからなる。 紀と伝をとったものが、「紀・伝」体です。 いわば、各個人の伝記を集めたもので、その人の歴史を知る事はできても、あることがらが、それぞれにバラバラに書かれていて、年代順に把握がむずかしい。 それを解消するスタイルが、編年体といい、年代順にならんでいる。 宋代までの膨大な中国史を、1362年間294巻にまとめたものが、資治通鑑という。 子供ためにさらにダイジェストにして、7巻にまとめなおしたものが十八史略である。 気になったのは次のです。 ・君子の交わりは淡、水の如し 淡い交わり、味気のない交わりということではなく、言うに言えない至れる味をもった交わりということ ・道・徳・功・力 我々の智能というものは、論理から次第に情理・実理にはいって、真理・道理になる。論理というものは一番危ない。 ・国家とは、土地、人民、主権 ということでこれを国家の三要素という。 ・従来中国では、黄色は帝王の色、帝王を代表する色としております。宮城の瓦も、壁も黄色、皇帝の衣服も正式の場合は、黄色を用いる。 ・シナは日本とちがって、つねに、塞外民族たちに侵略征服されつづけてきたので、現実の権力支配といったものにも少しも保証はない、つまり、何も恃むべきものがない。そこで何を恃むかというと、結局裸の人間同士、これが最後の大事なものである。 ・シナの兄弟の序列は、長兄が伯、次が仲、末っ子が季。あるいは、伯に対して、年下の弟を叔といいます。太伯の太は美称、尊称であります。 ・「中庸」の中には、2つの意味があります。進む、進歩向上するという意味と、当たる、中毒するという意味です。 ・西施という美女の真似を、不器量な女がまねて不評をかった。そのことで、とんでもない人間が立派な人物の真似をすることを「ひそみにならう」という。 ・原始儒教のテキストは、まず「論語」、そして、「孟子」と「荀子」である。孟子は性善説、アイデアリズム、アイデアリストであるが、荀子は違う、性悪説、リアリストである。 ・野合という言葉は、中国では、媒酌人なしで結婚すること、つまり、自由結婚です。孔子は野合であった。 ・儒家の四書である、「中庸」は、明らかに道家、老子系統の思想や議論がはいっていて、「中庸」「老子」「易経」は甚だ相通じるところが多い。だからこれらは、儒書であるとどうじに、道書でもあるのです。 ・「中庸」とは、孔子の孫である、子思の著書、もしくは、編書であるといわれています。 ・大体、シナ人という者は身内から誰か偉い人が出ると一族ことごとくこれにぶらさがる。今でもそうです。 ・合従論の蘇秦、「妻は機を下らず、嫂は為に炊がず」、かえっても、妻は機織りからは下りず、兄嫁も蘇秦に飯を炊いてくれなかった。 目次 文庫版のまえがき 序章 中国古賢・先哲の智慧 第1章 三皇五帝・三代の治 第2章 中国思想の淵源 第3章 春秋覇者の台頭 第4章 戦国時代の英傑 ISBN:9784569663234 出版社:PHP研究所 判型:文庫 ページ数:320ページ 定価:760円(本体) 発売日:2007年10月17日第1版第4刷
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※このレビューにはネタバレを含みます
ちなみに今読んでいる本は以下(この本)である。 最近買うのは原則文庫であり、時代小説中心の読書である。 以前はたくさん読んでいた自己啓発ものは、もう興味がわかず読まない。もてはやされる成功者も結局は逮捕者や社会”だまし”が多い。それよりも自分で如何に楽しく健康でがんばって行けるかに注力したいと思うようになった。よって自己啓発本は9割以上をBook Offしてしまった。 (2008.2.22HPの日記より) 【Amazon紹介文】 人間研究の宝庫といわれ、中国古賢・先哲たちの智恵が凝縮されている「十八史略」。その智恵を現代に活かす方途を説いた珠玉の講話録。 人間研究の宝庫といわれ、何百年にもわたって多くの人々に読み継がれてきた絢爛たる中国歴史絵巻『十八史略』――本書は、東洋学の泰斗として世人の敬愛を集めた著者が、深みと風格のある解説で『十八史略』の妙味を語り明かした講話録である。 「鼓腹撃壌」(帝尭陶唐氏)、「一饋に十たび起つ」(夏・禹王)、「酒池肉林」(殷・紂王)、「暴を以て暴に易う」(周・武王)、「臥薪嘗胆」(呉王の夫差)、「誰か烏の雌雄を知らん」(孔子の孫・子思)、「鶏口となるとも、牛後となることなかれ」(蘇秦)、「三年飛ばず鳴かず」(楚の荘王)、「先ず隗より始めよ」(燕の昭王)……など、三皇五帝・三代の治から、孔子や孟子、老子の思想、戦国時代の英傑が残した故事格言までを取り上げながら、中国古賢・先哲の知恵をいかに現代に活かすかを説き明かしていく。 混迷の続く現代を強く、たくましく生き抜く方途を開示した「人生の指南書」。 ※2007or2008年購入 2008.2.22読書中 2008.3.6読了 売却済み
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三皇五帝の時代は勿論伝説として実在したわけではないにしろ、改めて尭舜禹の更に前の人たちの解説は新鮮に思えました。春秋戦国時代の英雄たちの事績から修養に役立つお話をしたものだと思いますが、漢文の時間が懐かしくも思いました。
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