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自閉症裁判 レッサーパンダ帽男の「罪と罰」
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自閉症裁判 レッサーパンダ帽男の「罪と罰」

佐藤幹夫(著者)

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自閉症裁判 レッサーパンダ帽男の「罪と罰」

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 洋泉社/
発売年月日 2005/03/17
JAN 9784896918984

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商品レビュー

4.1

19件のお客様レビュー

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2020/12/09

4.0障害理解と社会ルールの遵守。社会に問われる合理的配慮とは?と言うルポルタージュ。司法の世界が一番遅れている分野。共生の社会づくりを進めるための強烈な問題提起の一冊。

Posted by ブクログ

2017/01/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2005年刊。浅草女子短大生殺人事件(いわゆるレッサーパンダ帽事件)は自閉症者の刑事裁判として一部で注目された事件。本件は、福祉が届かず、学校教育からもはみ出し、刑事手続においても、その障害特性の理解を得られないまま、十分な審理を尽くしたか疑問を残しつつ控訴取下げで実刑判決が確定した。その実像を、障害者の視点、被害者の視点を併せ、公判手続の進展に即してルポする。個人的には著者一の書と見ている。捜査機関の取調で任意性のある供述は不可能なのに、その点は公判手続でも十分検討されたとはいえないように感じている。 逆に本書からは、乳児・幼児期の療育・教育こそが重要であること、福祉的な継続的支援の必要性を看取できる。事件発生を皆無とすることは至難であるが、福祉的な支援があれば、その発生頻度は相当程度減少できるのではないか。

Posted by ブクログ

2015/10/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本書は障害と刑罰についての公正さについての問題提起がされている。「自閉症」という障害がある中で、本書のような事件が起きたとき、取り調べの現場では何が起きているのか。オブラートに包んだ表現で記されてはいるが、そこに公正さがあったのかどうについて、公判の内容や「自閉症」という障害特性を踏まえた上で疑問を投げかけている。そして、障害について無理解なままの取り調べがどういったものであるか、人権侵害であると捉えられてもおかしくないのではないかと感じた。 更に、公判の場でも被告人の世界観とその他検察、裁判官の世界観のずれが感じられた。唯一被告人の世界観に寄り添っているのは弁護人であった。しかし、判決は検察側のストリーを全面的に認めるような内容になってしまった。量刑の問題ではなく、判決理由についての問題提起がされている。 つまり、「自閉症」という障害自体をどう捉えるのか。これに対して、判決は健常者と変わらない動機付け、つまり被告人の世界観ではなく、裁判官、検察の世界観に基づいた判決を下している。被告人の世界観に基づいた判決の上での量刑ではない点に大きな問題がある。 また、検察の世界感自体に疑問を呈している。ストーリに無理矢理に当てはめる調書の取り方を是をした判決になってしまった。「疑わしきは被告人の利益に」がまかり通らない日本の司法のあり方に読んでいて疑問を抱かざるをえなかった。 このような痛ましい事件が起こらない為には、 孤立→犯罪→有罪判決→出所→孤立→再犯、、、、この負のスパイラルを断ち切る支援ができるかどうかにかかっているのではないかと切に感じた。 そのためにも作者は、知的ハンデや発達障害のある容疑者に対して、 ○取り調べの可視化 ○取り調べ段階に置いて弁護士または福祉関係者の立ち会い ○出所後の福祉支援を制度化すること そのうちのどれかひとつでも果たされるなら事態は変わるだろうと記している。 加害者、被害者、両側への丁寧な取材を通して描かれているのはまぎれもなくそれぞれの立ち位置での現実だった。

Posted by ブクログ

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