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大学のエスノグラフィティ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 有斐閣/ |
発売年月日 | 2005/04/20 |
JAN | 9784641076983 |
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商品レビュー
3.8
7件のお客様レビュー
日本では、大学教授がどのような生活を送っているか、あるいはどのようなプロセスで大学教授になれるのか、についてよく書かれた本で面白い。学部の学生よりも修士あるいは博士課程の院生が読むことによって、自分の進む道のさんこうになるであろう。学部の学生は4年間の在籍であり、大学の一部であり...
日本では、大学教授がどのような生活を送っているか、あるいはどのようなプロセスで大学教授になれるのか、についてよく書かれた本で面白い。学部の学生よりも修士あるいは博士課程の院生が読むことによって、自分の進む道のさんこうになるであろう。学部の学生は4年間の在籍であり、大学の一部であり、そして去っていくという表現はその通りである。
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筆者とその周囲にいる大学関係者―教員、職員、学生―を中心に観察し、大学という場所がどのような場所なのか、大学教授とはどういった生き物なのか、大学の研究・教育の存在意義について考察がなされている。エスノグラフィ(=民族誌)と、聞きなれぬものにはわけのわからぬタイトルが付いているが、...
筆者とその周囲にいる大学関係者―教員、職員、学生―を中心に観察し、大学という場所がどのような場所なのか、大学教授とはどういった生き物なのか、大学の研究・教育の存在意義について考察がなされている。エスノグラフィ(=民族誌)と、聞きなれぬものにはわけのわからぬタイトルが付いているが、本文は一貫して柔軟な表現で書かれているので、文化人類学を専門としない者も楽しむ事が出来る。さらに、大学生やこれから大学生になる者、大学教授を目指す者のみならず、大学とは縁がないがなんとなく興味がある者でも楽しめる。
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文化人類学者である東大教授が、大学での教育・研究の実態について語っている。 『書斎の窓』(有斐閣)に連載した「ゼミの風景から」というエッセイを下敷きにして、自ら主催してきたゼミに関するノウ・ハウや、大学での教育・研究、そして組織のあり方などを語る。世間に誤解されがちな大学と大学教...
文化人類学者である東大教授が、大学での教育・研究の実態について語っている。 『書斎の窓』(有斐閣)に連載した「ゼミの風景から」というエッセイを下敷きにして、自ら主催してきたゼミに関するノウ・ハウや、大学での教育・研究、そして組織のあり方などを語る。世間に誤解されがちな大学と大学教授の現実の姿が垣間見える本。 最近、卒論ゼミ指導に悩んでいるので、特に前半(ゼミについて語った部分)が大変参考になった。「東大」の学生を相手にしている、ということは多少割引いても、具体的な記述は示唆に富んでいる。後半の大学教授論・大学組織論に関わる部分については、「確かにそうだなあ・・・」とか「ここはうちとは違うなあ・・・」などと感じながら読んだ。
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