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婉という女・正妻 講談社文芸文庫
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婉という女・正妻 講談社文芸文庫

大原富枝(著者)

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婉という女・正妻 講談社文芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2005/04/10
JAN 9784061984011

婉という女・正妻

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商品レビュー

4.2

7件のお客様レビュー

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2010/05/28

家族もろとも40年間…

家族もろとも40年間も幽閉された実在の女性、野中婉。その心情の描き方には鬼気迫るものがあり、まさしく傑作です。

文庫OFF

2010/05/28

野中兼山の娘・婉を描…

野中兼山の娘・婉を描いた歴史小説と、その姉妹作を収録。凄絶な世界は一読の価値があります。

文庫OFF

2020/09/09

野中兼山は江戸時代土佐藩で治水・新田開発など幅広く藩政改革を任され実績を上げるが守旧派の妬みを買い失脚する。収録された「婉という女」「正妻」「日陰の姉妹」は野中兼山とその妻、娘たちの物語であり、S 35/2〜36/2にかけて発表され、合わせて“野中サーガ”というべき物語となってい...

野中兼山は江戸時代土佐藩で治水・新田開発など幅広く藩政改革を任され実績を上げるが守旧派の妬みを買い失脚する。収録された「婉という女」「正妻」「日陰の姉妹」は野中兼山とその妻、娘たちの物語であり、S 35/2〜36/2にかけて発表され、合わせて“野中サーガ”というべき物語となっています。歴史小説というよりは格調高い純文学です。女の生理に根ざした目線で男を視続ける描写は時に生々しく濃密です。(といって、性的な描写は全くありません。) 兼山の男系を断とうとする仕打ちは執拗かつ陰険です。男の嫉妬の方がタチが悪いと言いますが、おぞましい。

Posted by ブクログ

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