リーダーシップ入門 日経文庫

金井寿宏(著者)

• 内容紹介: いままでのやり方を反省し、持論を構築したい人のための画期的入門書。J.ウェルチ、小倉昌男、松下幸之助など著名な経営者の事例を的確に解説。具体的な知識が身につきます。
• 販売会社／発売会社: 日本経済新聞社/
• 発売年月日: 2005/03/22
• JAN: 9784532110536

商品レビュー

2019/09/25

リーダーシップとは何か？

書籍にはワークショップがあります。
それを通じて自己における定義、現在位置に気付けます。
リーダーシップ。
書籍を通じて思い描くことが可能です。
自らに対して問うことで認知を深められます。

1.リーダーシップから類推するキーワードは？
2.どんな人、行動、シーン？
その上でどうしたいか？

2019/09/07

単なるリーダーシップ論の紹介ではなく、リーダシップを発揮するための持論を持つことの重要性、見つけ方などが、具体的な手法とともに書かれています。
もちろんリーダーシップ論の流れも抑えつつ、偉大なリーダーのリーダーシップ論から学ぶ方法も解説しながら、自分自身のリーダーシップの開発方法を、ステップを踏んで説明しています。
ただ読み飛ばすのではなく、じっくりと、ワークにも取り組んで読まなければならない本です。
下記の、リーダーシップを見極める問いは、最も分かりやすく、本質を突いた問いですね。

リーダーシップがそこに存在するかを見極めるための問い
クーゼス＝ポスナーの基準
「喜んでついてくるフォロワーがいるか」
ハイフェッツの基準
「そのフォロワーは、受動的でなく、能動的・自覚的に、喜んでついていくことを選んでいるか」 ー 78ページ

2018/10/23

作者曰く、「リーダーシップは、理論と持論から成り立つ」。理論と持論の関係は、「純粋スーパークラスと、その派生クラスのインスタンス」のような関係 (オブジェクトオリエンティッドな人にしか理解できない説明で申し訳ありません)。つまり、所詮理論は、そのままでは役に立つわけもなく、実践を見据えて（もしくは、実践の中で）、理論を元に持論を構築すべきと説く。参考にすべき点も多く、新任マネージャーにお勧めする。ただし、副題に「こうすれば部下はついてくる」とありますが、そんな方法はありません。