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なぜ、だれも私を認めないのか 講談社+α文庫
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なぜ、だれも私を認めないのか 講談社+α文庫

勢古浩爾(著者)

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なぜ、だれも私を認めないのか 講談社+α文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2005/03/20
JAN 9784062569224

なぜ、だれも私を認めないのか

¥220

商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2019/11/21

「あとがき」によれば、前著『わたしを認めよ!』(洋泉社新書y)とあわせて、著者の「承認論」のすべてが明らかにされているとのことですが、『わたしを認めよ!』を読んだ読者からすると二番煎じの感があります。 著者が考える承認論の基本は、(1) 家族(親・養育者)からの無上お兼且つ絶対...

「あとがき」によれば、前著『わたしを認めよ!』(洋泉社新書y)とあわせて、著者の「承認論」のすべてが明らかにされているとのことですが、『わたしを認めよ!』を読んだ読者からすると二番煎じの感があります。 著者が考える承認論の基本は、(1) 家族(親・養育者)からの無上お兼且つ絶対的な承認、(2) 異性(友人も)からの性的な承認、(3) 社会からの能力による承認の三つの承認を、人間は生きていくうえで必要としている、というものです。 ところが、現代ではそれらの承認のかたちが変質していると著者はいいます。まず(1)については、良くも悪くも個人主義的な「自己」が誕生し、(2)については、セックスが「所有」と「商品」の枠組みで語られるような資本主義的価値に成り下がり、(3)については、「勝ち組」「負け組」という言葉に象徴されるような、金を至上の価値とする欲望自然主義が支配的となりました。さらに1980年代後半から、他者の承認を必要としない「自分様」と、かぎりなく自己承認を萎縮させた「引きこもり」が登場します。 こうした現代を生きるわれわれの自己承認は脆弱で、たえず揺らぎつづけることになります。しかし、「俺はダメだ」という卑下や「くそ、あの野郎」という怨嗟によって動揺した自己承認を、そのつど立てなおして生きていくしかないと著者はいい、乙川優三郎の『生きる』に登場する人物に、そうした生きかたを見ようとしています。 けっきょくわれわれは、このようにして生きていくほかにないのということなのでしょう。

Posted by ブクログ

2006/12/05

承認論。内容自体は目新しいものではないそうですが、初学者の自分としては分かりよく、かつ説得力のある一冊でした。誰もが認められたがっている、そんな当たり前の話なのにどこか斬新。

Posted by ブクログ

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