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おれは権現 新装版 講談社文庫
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おれは権現 新装版 講談社文庫

司馬遼太郎(著者)

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おれは権現 新装版 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2005/04/14
JAN 9784062750646

おれは権現 新装版

¥110

商品レビュー

3.8

13件のお客様レビュー

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2010/05/28

「覚兵衛物語」。飯野…

「覚兵衛物語」。飯野覚兵衛の加藤清正との関係、数奇な人生を描く。人の一生は結局振り返れば、どこか滑稽なものなのかもしれない。

文庫OFF

2024/11/29

関ケ原の戦い前後で功績を上げた個性的な武士や民の短編 ・『愛染明王』 家康方の功労者。成り上がり大名の福島正則。豊臣方の縁者でありながら、石田三成討伐へと家康方にしむけられ、いいように乗せられ利用されたという感じ。強烈な気性の狂人に描かれている。 戦国の世でなければただの無頼漢...

関ケ原の戦い前後で功績を上げた個性的な武士や民の短編 ・『愛染明王』 家康方の功労者。成り上がり大名の福島正則。豊臣方の縁者でありながら、石田三成討伐へと家康方にしむけられ、いいように乗せられ利用されたという感じ。強烈な気性の狂人に描かれている。 戦国の世でなければただの無頼漢。 ・『おれは権現』 豊臣秀次方時代。妾の目から見た可児才蔵吉永。 実際人気の高い人物らしい。 妾がなぜ子を儲けようとしないのか聞き出そうとする。 思い込みが強いというか、祈祷によって弱者から強者へと変容した。 ・『助兵衛物語』 宇喜多家家臣の花房助兵衛。巫女からみた魅力的な助兵衛。 結局、骨はただのお守りだったのだろうか? ・『覚兵衛物語』 加藤清正の幼なじみで家臣になった飯田覚兵衛。 孫ほど離れた妾は助兵衛の過去を知っていく 伽の話が少し官能的 ・『若江堤の霧』 大阪夏の陣・冬の陣に登場する豊臣方秀頼の重臣の木村重成。名だたる名将の2世たちが活躍する。 才あるが若すぎる重成。 太閤亡き後の弱体化した豊臣方で散る、負け戦が物悲しい ・『信九郞物語』 長曾我部盛親の異母兄弟である長曾我部信九郞。 世が世なら、百姓から成り上がる実力もあっただろうに… この頃の弱体化した豊臣方の落ち牢人の武士たちの悲哀というか、物悲しくもあり感慨深い。 一番好きな物語だった。 ・『けろりの道頓』 大阪道頓堀を作った大百姓の安井道頓。 一番ライトな物語だった。キャラが面白く好人物。

Posted by ブクログ

2018/10/13

司馬作品というと、どちらかというと長編小説群に目が行く人も多いのではないでしょうか。この作品は、戦国期を舞台にした7編の短編集です。司馬作品は長編ばかりではなく、短編でもその魅力を十分に発揮していることが、この本でよくわかると思います。 いずれの作品も限られた紙面の中で、主人公の...

司馬作品というと、どちらかというと長編小説群に目が行く人も多いのではないでしょうか。この作品は、戦国期を舞台にした7編の短編集です。司馬作品は長編ばかりではなく、短編でもその魅力を十分に発揮していることが、この本でよくわかると思います。 いずれの作品も限られた紙面の中で、主人公の魅力を遺憾なく発揮し、その主人公の人生にどんどん引き込まれます。歯切れのよいストーリー展開で、一息に読み通してしまいました。 また、これらの短編が、長編作品を書く際の屋台骨となっていることも感じ取れます。ほかの作品とあいまって、読者にとっての司馬世界を豊かなものにしてくれると感じました。

Posted by ブクログ

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