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天涯の船(上巻)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 2003/02/25 |
JAN | 9784103737070 |
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天涯の船(上巻)
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児玉清さんの「ひたすら面白い小説が読みたくて」より、第一作目です。 時は明治17年、姫路藩家老のお姫様(おひいさま)の身代わりに仕立て上げられた少女ミサオと、大志を抱いて留学する、元薩摩藩の出身の青年、光次郎は神戸からアメリカへ向かう船の中で、運命的な出会いを果たす。 船中の苦難...
児玉清さんの「ひたすら面白い小説が読みたくて」より、第一作目です。 時は明治17年、姫路藩家老のお姫様(おひいさま)の身代わりに仕立て上げられた少女ミサオと、大志を抱いて留学する、元薩摩藩の出身の青年、光次郎は神戸からアメリカへ向かう船の中で、運命的な出会いを果たす。 船中の苦難、アメリカの留学も苦難、偽物のミサオにとって気の休まることのない年月を経て帰国、その後留学中に出会ったヨーロッパ貴族と結婚、実業家として歩み始めた光次郎、お互い引かれながらも運命に翻弄される二人。 なんとも壮大な物語です。 終わりがけからちょっと面白くなってきました。
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明治17年、アメリカ行きの船に乗っていたのは、身代わりのおひいさまミサオ。 自分の立場の重責と乳母からの折檻から逃げようと船室から飛び出した夜、薩摩言葉の男性幸次郎と出会った。 ミサオの数奇な運命に魅了されます。 一介の下女が、子爵夫人になるなんて、なんてワクワクするのでしょう...
明治17年、アメリカ行きの船に乗っていたのは、身代わりのおひいさまミサオ。 自分の立場の重責と乳母からの折檻から逃げようと船室から飛び出した夜、薩摩言葉の男性幸次郎と出会った。 ミサオの数奇な運命に魅了されます。 一介の下女が、子爵夫人になるなんて、なんてワクワクするのでしょう。 子を持ち、夫を失う未亡人になったところで終わる上巻。 時勢はサラエボ事件へ。 このまま下巻に進みます。 (昨日の新聞で、国立西洋美術館で松方コレクション展が行われることを知りました。このタイミング、私の数奇な運命か?笑)
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きれいな文体です。最初は流されてやむなく身代わりをスタートして、でも演じるうちに自分のものになる。立場が人を変えることもある。強くしなやかに。良いことも悪いこともあるけど、これも一つの人生。玉岡さんは本当に普通の一つの人生を描いている。
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