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沖縄島唄読本
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社/ |
発売年月日 | 2003/03/10 |
JAN | 9784575295139 |
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沖縄島唄読本
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
北海道民として羨ましいのが、沖縄は本州とは全然違う歴史と文化を、今もきちんと継承し続けている事。 沖縄の、それぞれの島ごとにある歌としての「島唄」だけではなく、誰もが心の中に持っている核に繋がる紐帯としての「島唄」。 それをアイデンティティーと訳してもいいのではないかと書いた人もいる。 だからこそ、沖縄だけではなく、日本の、いや世界の音楽として「島唄」が人々心に染みてくる。 沖縄市では、在宅寝たきり老人のいる家々を三線を手に訪問して、唄や踊りを楽しんでもらう行政サービスがあるのだそうだ。 “普段は寝たきりの高齢者が、このサービスが自宅にやってくる日には背筋を伸ばして車いすに座って待っていたりするそうだ。また脳梗塞で倒れ、いつもはほとんどしゃべることのできないお年寄りも、いっしょに歌おうと一生懸命に声を出すという。” “すごいと思うのは、その場の誰もが笑顔でいることだ。小さな孫たちから、介護に明け暮れる家族、そして近所の人まで。” 生まれたときからあたりまえに生活のなかで流れていた島唄。 今もどんどん新しい曲が生まれ続け、古典は残る。 だから世代を超えた共通言語となり得ているのかもしれない。 ほんの数年年齢が違うだけでジェネレーションギャップだと言って、共通の話題を見つけられない私たちとは大違いだ。 私が老いたとき、私はどんな歌を聴きたいと思うだろう。 そしてそれを、子どもや孫たちはわかってくれるだろうか。 そんな島唄も、一時消えかけたことがある。 最初は戦時中。 島唄を歌っていると、「日本語ではない言葉を使う」=「敵国のスパイ」扱いされたのだそうだ。 だから、どんなに歌いたくても歌うことはできなかった。 そして2度目は戦後。 1955年~1970年ごろに生まれた世代は、「方言は汚いもの。標準語を使いましょう」と教育された世代。 けれども、ずっと沖縄の文化を守り続けた人たちがいて、何かのきっかけで再び沖縄の文化に戻ってきた人たちがいて、いま、胸を張って沖縄を語れるようになっている。 怒りも悲しみも笑顔の下に隠して、沖縄の人たちは歌って踊る。 老いも若いも同じ歌で。 沖縄に行ってみたくなった。 島唄もいいけど、エイサーも好きなんだ。
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島唄のうんちくを語っている本ではなくて島唄から関連する沖縄のことを書いたエッセー本で楽しく読める〜。
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