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日ぐらし御霊門
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日ぐらし御霊門

赤江瀑(著者)

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日ぐらし御霊門

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商品詳細

内容紹介 内容:巨象の如く. 捨小舟. 刃艶. 射干玉の. 白帝の奥庭. 雀色どきの蛇. 櫻瀧. 儚儚セレナーデ. 飛鳴. 奏でる瑠璃. 日ぐらし御霊門
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2003/04/30
JAN 9784198616694

日ぐらし御霊門

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2017/11/29
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 老境小説集だった。若い頃は輝いてた人たちの老後が多く書かれていた。2003年発行。60代の作品か。80年代の作品と嗜好は変わらず幻想耽美の赤江節に酔わされるものの、比較するとちょっと追及のたががゆるい、と思ってしまう。それもよい熟しの味なのかもしれないが。そして、人間らしい悔いや未練、惨めさを書き込みつつ、何とも言い難い、他にはない聖性があるんだ、赤江作品の人物には...とかみしめる。表題作は秀吉の残した桃山文化の遺構と、寂しい境遇の母と息子が重ねられるものの、最初の崇徳院の話もなんだったのか…とか思ったり。唐突すぎる幻覚?落ちとか完成度としてどうなのか、まあ隅に追いやられた人への優しい視線がやはりただの憐憫ではなく、非凡な美を探り出す志向混じりなのが素晴らしいから、やはりよい小説集だろう。  「…三途の河の川岸には、衣領樹という木があってな奪衣婆はその木の下に住み、木の下には懸衣翁という鬼が住んでいる。…はぎ取った衣服は、端から樹上の懸衣翁に渡される。…」(射干玉の)  コンビ制になってるのか、と勉強になった。 016/06/21

Posted by ブクログ

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