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魔女の本 愛の魔法編
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魔女の本 愛の魔法編

松尾未来(著者)

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魔女の本 愛の魔法編

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 学陽書房/
発売年月日 1999/08/05
JAN 9784313851009

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2013/11/28

「ついこの間まで、西洋の魔女たちのブームは、ケルトでした。おそらく、この次はバスクなのでしょう。彼らは『隠された』民族や『弾圧された』民族が大好きなのです。そして、こぞって、自分たちのルーツをこうした『マイノリティ』な民族に求めようとします」 ー 147ページ 魔女のイメージっ...

「ついこの間まで、西洋の魔女たちのブームは、ケルトでした。おそらく、この次はバスクなのでしょう。彼らは『隠された』民族や『弾圧された』民族が大好きなのです。そして、こぞって、自分たちのルーツをこうした『マイノリティ』な民族に求めようとします」 ー 147ページ 魔女のイメージってなんじゃらほい、という時に挙げられることの一つがこの「マイノリティ」性、つまるところの「被弾圧性」ということになるのだと思う。言うまでもなく、魔女というイメージは魔女狩りを喚起するわけで、自己投影をするときにその要素は間違いなく強調される。 宗教が隆盛するときのひとつの要素はまさにこの「被弾圧性」(という幻想)だと思う。そもそも新しく隆盛してきた文化一般は出る杭打たれまくるという状況になる。これは別に宗教にかぎらずそう。であるために、内部に「弾圧を受け続けながらも、それに耐えてきた」物語を内包しているほうが絶対に強い。キリスト教やらイスラム教はその最たる例であるだろうし、こういう物語をまるで持っていない教団というのも実は少ないのではないか?(調べてないので完全に憶測だが) 何かを成そうとすれば当然障害は出てくるわけで、それをいかに消化していくのかという装置は、宗教であるかを問わず、前もって準備を考えておいたほうが良いなと感じた次第。

Posted by ブクログ

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