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競争戦略論(Ⅱ)
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ダイヤモンド社 |
発売年月日 | 1999/08/05 |
JAN | 9784478200513 |
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4件のお客様レビュー
クラスターという概念は刺激的でした。 グローバル化とインターネット化により、地理的な集中によるメリットは減っていると思い込んでいましたから。 第二章は★4. 第一章 国の競争優位 国の競争力についての考察。 『国の繁栄は創り出されるものであって、天賦のものではない』から始まる...
クラスターという概念は刺激的でした。 グローバル化とインターネット化により、地理的な集中によるメリットは減っていると思い込んでいましたから。 第二章は★4. 第一章 国の競争優位 国の競争力についての考察。 『国の繁栄は創り出されるものであって、天賦のものではない』から始まる。 では、どうやって創り出されるのか?がテーマ。 私にとっては、「政府の役割」が印象的だった。 『政府による産業支援』、あるいは『政府の存在感を弱める』のどちらでも、長期的に見れば企業を傷つけると結論付けている。 『政府の立場として正しいのは、触媒であり挑戦者である。企業が大きな野望を抱き、より高いレベルの競争力をめざすのを奨励し推進するのが政府の役割である。』がポーターの主張。 なるほどね。 第二章 クラスターと競争 本書のキモ、クラスター登場。 『クラスターとは、特定分野における関連企業、専門性の高い供給業者、サービス提供者、関連業界に属する企業、関連機関(大学、規格団体、業界団体など)が地理的に集中し、競争しつつ同時に協力している状態を言う。』 『クラスターとは、互いに結びついた企業と機関からなるシステムであり、その全体としての価値が各部分の総和よりも大きくなるようなもの、と定義できるかもしれない』 『逆説的ではあるが、グローバル経済において最も持続性にある競争優位は、ローカルな要因から得られる場合が多いのである』 意外な指摘であり、大きな刺激を受けました。 第三章 グローバル企業に学ぶ勝ち方 今の私には退屈でした。だってグローバル企業じゃないですから。 第四章 多くの立地にまたがる競争 同じく退屈。一点集中の戦略に興味があるので…。 第五章 資本の損失 同じく退屈。眠たくなります。
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いわゆる競争要因のファイブフォースで有名な『競争戦略論I』については、少し前に読んでいたんですが、今回『競争戦略論II』も読んでみました。きっかけは、最近流行りの『フラット化する世界』を読む前に、ポーターさんの国の競争力やクラスター理論を少しおさらいしておくか、と思ったからです。...
いわゆる競争要因のファイブフォースで有名な『競争戦略論I』については、少し前に読んでいたんですが、今回『競争戦略論II』も読んでみました。きっかけは、最近流行りの『フラット化する世界』を読む前に、ポーターさんの国の競争力やクラスター理論を少しおさらいしておくか、と思ったからです。 1990年前後に書かれた内容が多く、『競争戦略論I』とともにその内容はいまや古典と言えるのかもしれません。しかし、同じ事業に関連する企業が地理的に近い場所に集まって形成するクラスターについて、グローバル化によってアウトソーシングが行われるようになったとしても、競争優位を確立する上で重要となるクラスターの概念は、いまだ有効なのでしょう。『フラット化した世界』では、本書のクラスターの戦略的競争優位の条件は変わってきているのかもしれませんが、少なくとも『フラット化する世界』の中でのアウトソーシングに対する全面的礼賛と警戒に対するバランスを取る意味では、こういう視点も押さえることも必要なんでしょうね。 また、このクラスターについては、横須賀のYRPに移動体関連の企業の開発拠点を集めたのはこの本の”クラスター”が意識されていたのかな、と思います。移動機端末に関しては日本として必ずグローバルマーケットで勝たないといけない領域であったにも関わらず戦略上失敗した例として、国の競争力の観点で今後取り上げられるべきケースなのかもしれませんね。 仕事上で時々役人さんとお話をすることがありますが、この本を読んでいると、あの人たちはこういう本を読んでいるんだろうな、と思った次第です。すでにちょっと古くなってしまっていますが、日本の競争力に関しては同じ著者から『日本の競争戦略』(ダイヤモンド社刊: 原著は2000年刊行)が出ているのでまた読んでみたいと思います。
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競争戦略論の2冊目は、国の戦略をメインに扱ったもの。 企業戦略については、いろいろな本でも紹介されているため、別段目新しさはない。 ここで紹介されるフレームワークは、ダイヤモンド理論。 ダイヤモンド理論とは、ある国や地域の競争力を分析するためのフレームワーク ダイヤモンドとは、...
競争戦略論の2冊目は、国の戦略をメインに扱ったもの。 企業戦略については、いろいろな本でも紹介されているため、別段目新しさはない。 ここで紹介されるフレームワークは、ダイヤモンド理論。 ダイヤモンド理論とは、ある国や地域の競争力を分析するためのフレームワーク ダイヤモンドとは、 ・企業が投入できる諸要素(求める人材等)へのアクセス ・企業が取り扱う商品等への需要 ・関連産業・支援産業の状況 ・企業間の競争状況 の4つ。 実は、企業戦略においても非常に重要な考え方であることが ポーターのCSR論文を読むとよくわかる。 クラスター理論とダイヤモンドは、もう少し勉強しておきたい。
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