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日本的経営の興亡 TQCはわれわれに何をもたらしたのか
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ダイヤモンド社/ |
発売年月日 | 1999/08/26 |
JAN | 9784478340202 |
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日本的経営の興亡
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日本のQC活動の歴史を知るには格好の一冊でしょう。(他にその様な書物を読んでいませんのが、この本では戦前にあるその源流から解き起こしており変遷が理解しやすい) 私はサラリーマン時代、会社のQC運動に何となく肌が合わずにいました。それが何故かを分析をしたことはありませんでした。し...
日本のQC活動の歴史を知るには格好の一冊でしょう。(他にその様な書物を読んでいませんのが、この本では戦前にあるその源流から解き起こしており変遷が理解しやすい) 私はサラリーマン時代、会社のQC運動に何となく肌が合わずにいました。それが何故かを分析をしたことはありませんでした。しかし、この本を読んで納得がいきました。要するに日本のQC(含むTQC)は会社管理の手法だったのです。私は、組織が人を管理することを本能的に嫌悪します。会社の推進するQC運動にその臭いを体で感じてしまっていたのでしょう。 戦後USより持ち込まれた品質管理が日本的に焼き直され結局人質管理(「じんしつかんり」ヒトジチではない!)になって行く過程がよく分かります。 日本のQCの総本山の日科技連は97年1月にTQCは時代合わなくなり今後はTQMであると『TQM宣言』を出します。が・・・日科技連のいうTQMそれまでのTQCを基にしたものでありどうも本当のTQMとは別物の様に思えます。著者がTQM vs TQCについて言及している箇所がありますので引用します。 * ***引用開始*** * アメリカは生産性の弱体化を反省し、MIT(マサチュー セッツ工科大学)の産業生産性調査委員会をベースにして日 本の生産性向上の要因を調査し、経営管理の特性を分析し、 日本式TQCを徹底的に研究した。そして、87年に当時の レーガン大統領によって「国家品質条例」が制定され、この 法律に基づいて88年に「マルコム・ボルドリツジ国家品質 賞」(MB賞)が創設された。 このMB賞は、日本のTQCに対して、それとは区別する TQM(経営品質)という新しい経営の考え方(バラタイ ム)を提唱し、その実践を奨励して企業の活力をよみがえら せようとするものである。経営手法としては、簡略にいえば、 TQCの方針管理に対して、自分の会社の外に成功事例を求 めて、それを目標に「ベストに学ぶ」というベンチマーキン グを基本にする。 両者の特性を比較すれば、TQCが内向きで閉鎖型の管理 的手法であるのに対して、TQMは前向きで開放型の創造的 手法であるといえようか。 ともかく、TQMには、アメリカが国民性として誇りにす るフロンティア・スピリッツにもなぞらえよう、企業のブレ イクスルー・スピリッツを触発するに十分な起爆剤のパワー が秘められていた。ブレイクスルー(現状打破)といえば、 その経営手法は、日本もジエランに教わりながら、TQC学 者たちが咀嚼することができなかったためにTQCに取り入 れられずじまいになってしまっていた。それが、ベンチマー キング、あるいはシックスシグマという具体的な経営手法と なってTQMのなかによみがえったのである。 このTQMを経営道具にしてアメリカの企業は逆襲に転じ た。その結果、アメリカの産業は活力を取り戻し、世界進出 して市場を席捲していた日本を押さえ込み、90年代に再び 世界の経済のリーダーシップを奪回する。 振り返ってみれば、90年代は、日本のTQC対アメリカ のTQMの対決という図式で世界市場の覇権を争う「日米経 済戦争」が展開されていた──と見ることもできよう。そし て、それが歴史として検証されるようになったとき、この人 類史上最初の経済戦争は「TQCの敗北」という結果に終わ っていた──という事実が明らかにされるであろう。 * ***引用終わり*** * 日本人にとって誇らしい(?)ことも紹介しておきましょう。 「品質工学」という新しい品質技術理論が最近重用されています。これは英語名を「タグチメソッド」といい、日本人の田口玄一氏によって開発された理論です。タグチメソッドがアメリカを蘇らせたとの評価もあるようです。田口玄一氏は1960年にデミング賞を受賞していますが、その後日本的品質管理と袂を分かち独自の手法を開発していきます。詳しくは本書でお読み下さい。
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