1,800円以上の注文で送料無料

足利尊氏 長編歴史小説 ノン・ポシェット
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-07-03

足利尊氏 長編歴史小説 ノン・ポシェット

桜田晋也(著者)

追加する に追加する

足利尊氏 長編歴史小説 ノン・ポシェット

定価 ¥900

220 定価より680円(75%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社/
発売年月日 1999/09/02
JAN 9784396327149

足利尊氏

¥220

商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2019/12/26

高氏と言う男。

足利高氏についての文献史料(彼の思想性が分かるもの)は非常に少なく、又、周囲には楠木正成や佐々木道誉、後醍醐天皇等、思想も明確で個性の強いタイプの人物が多いため、余計に目立たない存在になっています。 本人も「底の抜けた器」だの「茫洋として何を考えているのか分からない男」だのと言...

足利高氏についての文献史料(彼の思想性が分かるもの)は非常に少なく、又、周囲には楠木正成や佐々木道誉、後醍醐天皇等、思想も明確で個性の強いタイプの人物が多いため、余計に目立たない存在になっています。 本人も「底の抜けた器」だの「茫洋として何を考えているのか分からない男」だのと言われる寡黙な人だったようで、小説として描くのには、華々しさも控え目で不向きな人物だと言えます。 又判官びいきの好きな日本人には、戦前の歴史観も絡んで、あまり良く思われないという点も有るでしょう。 しかし結果的に、鎌倉幕府を倒し、後醍醐天皇を斥け、改めて武士の世を再編して足利幕府を打ち立てたのは、他でもなく彼なのです。 そんな「掴みどころの無い男」を、敢えて周囲の人物を際立たせて描く事によって、独特な人柄と不思議な人間的魅力で周囲の者を惹き付けてしまう「足利高氏」を透かしの様に浮彫にした、これは中々の佳作です。 あの北方謙三ですら、南北朝シリーズを書きながら、結局尊氏だけは主役として書かなかったのも、思想性が曖昧で且つ、その漠として掴みづらい人間性ゆえのものだろうと推察します。 戦後の正しい歴史観に基づいて描かれた小説としては、もっと読まれて良い作品だと思います。

左衛門佐

2010/05/28

足利尊氏の、鎌倉幕府…

足利尊氏の、鎌倉幕府倒幕時から室町政権樹立までを描いている。尊氏よりも、楠木正成や新田義貞のほうが輝いていますが‥

文庫OFF

関連ワードから探す