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隠居大名の江戸暮らし 年中行事と食生活 歴史文化ライブラリー74
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 吉川弘文館 |
発売年月日 | 1999/09/01 |
JAN | 9784642054744 |
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隠居大名の江戸暮らし
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
現役の大名と隠居した大名の、この生活の差! 生き残って隠居できるのは、勝ち組なんだなぁ~。 江戸時代の生活が思った以上に濃く、 多く書かれていた、自分的にはお宝本です。
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臼杵藩稲葉家奥日記に見る江戸大名の暮らし 読了日:2008.04.26 分 類:一般書 ページ:191P 価 格:1700円 発行日:1999年9月発行 出版社:吉川弘文館 評 定:★★+ ●作品データ● -------------------------...
臼杵藩稲葉家奥日記に見る江戸大名の暮らし 読了日:2008.04.26 分 類:一般書 ページ:191P 価 格:1700円 発行日:1999年9月発行 出版社:吉川弘文館 評 定:★★+ ●作品データ● ---------------------------- テーマ : 江戸大名の暮らし 語り口 : 研究レポート風 ジャンル : 一般書(学術系) 対 象 : ややマニアックな一般向け 雰囲気 : 研究レポート風 --------------------------- ---【100字紹介】------------------------ 「臼杵藩稲葉家奥日記」は、延べ120年あまりもの 日々の暮らしについて書かれた史料。 現在は臼杵市立図書館に所蔵されている。 この奥日記から、特に隠居した大殿様の江戸暮らしを中心に、 江戸大名の日常を述べる。 ------------------------------------------- 本書の下敷きになるのは、臼杵市立図書館所蔵の「臼杵藩稲葉家奥日記」。 臼杵藩は外様で、元々の藩主の出身は美濃の国。領知は5万石と小藩でしたが、1600年の入封から1871年まで、藩主の転封なしで250年以上、同じ稲葉家が治めていました。 そんな臼杵藩の日記として、江戸上屋敷(主に現藩主一家の住まい)、江戸下屋敷(隠居した大殿様の住まい)ほか、江戸の役所や臼杵城などに8箇所に分かれていて、「奥日記」であるため、主に暮らしに密着した記述が残っているようです。 全体は、下記の3部構成。 「臼杵藩の江戸屋敷と公務」 「江戸屋敷の行事と儀礼」 「大名の生活と遊興」 1つめの「臼杵藩の江戸屋敷と公務」では、臼杵藩に関する概説や、稲葉家の概要、江戸と国元(臼杵)とのやりとり、公務、そして臼杵での暮らしについてが書かれています。 2つめの「江戸屋敷の行事と儀礼」では、年中行事と人生儀礼に分けて、前者は「一月の行事」から「十二月の行事」まで、月別の主な行事と、そのときの祝い方や食事、贈り物などについて細かく実際のメニューや数字が示されています。後者は家督相続に始まり、結納・婚礼・縁組、着帯・出産、お七夜…と、一生単位のイベントについて、同じように祝い方や食事、贈り物や出掛ける場合ならお付きの人の構成などを事細かに記述。 3つめの「大名の生活と遊興」は、更に4つに分かれていて下記の通り。 「食生活と物価」(主に食材単位の解説) 「臼杵の郷土料理」(7つの料理を全4ページ程度で解説) 「隠居後の気ままな生活」(大殿様の寺社参りや花火や花見見物など) 「西洋の文化と大名の教養」(びいどろを買ったとかオルゴールをもらったとか) 全体に読んで愉しむというよりは、研究を垣間見ていると思って読むか、実際に想像してみて「おー、こんな感じだったのかー」と読むものですね。ただ、本気で「研究したいので資料に…」と思って読むものでもないかも。資料にするにはデータが少なすぎます。その意味では、実際は何を狙って書かれた作品なのか、ちょっと分からない。全体のまとまりとしても、記述の重複が多く感じられ、あまり綺麗に構成されているとも思えないのですが、とにかくオリジナリティはありますね。下敷きとしてしっかりしたものが存在していますから。 江戸の小藩の大名生活を垣間見るには、なかなか興味深いです。 --------------------------------- 文章・描写 :★+ 学 術 性 :★★★★ 簡 潔 性 :★★★ 独 自 性 :★★★★ 読 後 感 :★★★ ---------------------------------
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