真夜中の悪夢 午前0時の恐怖の扉… 暗黒の底へ誘う怪異の数々… 青春BEST文庫

怪奇ゾーン特報班(編者)

• 販売会社／発売会社: 青春出版社/
• 発売年月日: 1999/07/01
• JAN: 9784413084208

商品レビュー

2022/06/08

1993年から2002年に青春BEST文庫から、怪奇ゾーン特報班名義で発表された13の怪談集の10作目。1999年作品。

今作の編集協力のクレジットは「●GARDEN●日比野敦●米倉まりえ●吉村栄一」。

怪奇体験談というより、ホラーなショートストーリー集という感じなのは相変わらずです。
今作でのベストストーリーを選ぶと、「叔母のビスクドール」と「妻の手料理」。
人形怪談の体裁で始まり、叔母の秘密が明かされると人怖になる「叔母のビスクドール」は、昭和の時代に読んだひばり書房の怪奇マンガのような雰囲気があります。
夫を愛人に奪われた妻が、夫と若い愛人への復讐を企む「妻の手料理」は、グロい結末がサイコスリラー全盛期を感じさせるものの、女の情念を感じさせる内容は昭和歌謡的な感じもします。妻と愛人の立場が入れ替わっていたら、もっと昭和歌謡的で恐怖感が増した気がしますけど。

その他のお気に入りストーリーは、奇才と水子の霊をモチーフにした「背徳の報い」。南方戦線での人肉食を扱った「ねじれた過去」。化粧品の原料に一部、人間の胎児が使われているという都市伝説をモチーフにした「思いがけない報酬」。

2012/11/28

今年最初の本はこれ。
一日で読めちゃった怖い話。
TONYが帰ってきたし、これ読んでも怖くないからね～。
と思って読んだけど、やっぱり怖かった～！
トイレ行きたくなったわよ（笑）

こういう話って本当になったのかな～？
でもね、人の怨念やら思いっていうのは、本当に重いものなのね。
成仏されない御霊の安らかな眠りをお祈りします。

2011/01/04

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