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信長 あるいは戴冠せるアンドロギュヌス
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 1999/12/15 |
JAN | 9784104336012 |
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商品レビュー
3.4
11件のお客様レビュー
ちょっと読みづらかった。 長くかけて、少しづつ少しづつ読み進めて。 内容よりも読み終えたーって気持ちが勝っちゃってます。いまのところ。楽しく読める部分と苦手な部分の振幅が自分史上最大かも^^; いずれまた再挑戦したいので、評価保留の(?)★3つ。
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日本史をベースにしながら横に広がる大陸の感覚と、耽美でオカルト的な視点が独特で魅力的です。 別の視点から読むと物事の意味がまったく変わる、そんな本の楽しさがつまっています。 ストーリーの軸は信長の生涯ですが、ローマ時代の異端信仰を元に戦国時代を読み替え、最後には20世紀の狂気に...
日本史をベースにしながら横に広がる大陸の感覚と、耽美でオカルト的な視点が独特で魅力的です。 別の視点から読むと物事の意味がまったく変わる、そんな本の楽しさがつまっています。 ストーリーの軸は信長の生涯ですが、ローマ時代の異端信仰を元に戦国時代を読み替え、最後には20世紀の狂気にまで繋がります。 途中までの盛り上がりに比べると、私はラストが理性的すぎるように感じましたが、もし同じように感じた方には他の宇月原作品もおすすめしたいです。 とくにこの本では道化役の秀吉が「太閤の錬金窟」で猿なりに報われたかな…というエピソードがあったり、短編集の「天王船」では少年信長と「黎明に叛くもの」で秘術使いとなっている松永久秀との邂逅を読むことができます。天王祭の描写も大変うつくしいです。 また澁澤龍彦さんの「陽物神譚」は、信長と対になる王として出てくるローマ皇帝ヘリオガバルスを題材にした短編で、鉱物的な美しさや残酷に流血を求める所など共有するシーンが多く、合わせて読むとより楽しめます。 さらに異端のバール神に興味があれば、作中の語り部アントナン・アルトーの「ヘリオガバルス あるいは戴冠せるアナーキスト」もおすすめです。 史実の細部を積み重ねてできた、歪んだ世界像にどっぷりつかれる一冊です。
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信長を題材にした時代小説。 アンドロギュヌスっていうかふたなり(フィクションの生き物)だなぁ・・・ 異形に聖性を付与するタイプの話は好きじゃないんだけど、これを読んだ頃は気にする知識も無かったから、なんとなくモヤモヤしつつも面白くよめた。
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